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令和 2年 9月 決算特別委員会−09月11日-付録
令和 2年 9月 決算特別委員会-09月11日-03号

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  1. 八戸市議会 2020-09-11
    令和 2年 9月 決算特別委員会-09月11日-03号


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    令和 2年 9月 決算特別委員会-09月11日-03号令和 2年 9月 決算特別委員会 決算特別委員会記録(第3日目) ─────────────────────        令和2年9月11日(金)  ──────────────────── 出席委員(16名)  委員長         工藤悠平 君  副委員長        中村益則 君  委員          山之内 悠君  〃           間 盛仁 君  〃           高橋正人 君  〃           吉田洸龍 君  〃           髙橋貴之 君  〃           久保しょう君  〃           久保百恵 君  〃           高山元延 君  〃           三浦博司 君  〃           苫米地あつ子君  〃           藤川優里 君
     〃           松橋 知 君  〃           山名文世 君  〃           吉田淳一 君  ──────────────────── 欠席委員(なし)  ──────────────────── 説明のため出席した理事者   教育長        伊藤博章 君   総合政策部長     中村行宏 君   財政部長       品田雄智 君   商工労働観光部長   磯嶋美徳 君   農林水産部長     上村智貞 君   福祉部長兼福祉事務所長              池田和彦 君   健康部長       佐々木勝弘君   市民防災部長     秋山直仁 君   環境部長       石上勝典 君   都市整備部長     大志民 諭君   市民病院長      今 明秀 君   市民病院副院長兼看護局長              千葉葉子 君   市民病院事務局長   松田大平 君   交通部長       佐藤浩志 君   教育部長       石亀純悦 君   南郷事務所長     畑内俊一 君   南郷事務所副所長   寺沢智幸 君   財政部次長兼財政課長 保坂高弘 君   財政部次長兼住民税課長              工藤浩範 君   収納課長       木村 勇 君   商工労働観光部次長産業労政課長              小笠原 了君   産業労政課参事兼新産業団地開発室長              西國 徹 君   農林水産部次長兼農政課長              松橋光宜 君   中央卸売市場長    野沢義詔 君   中央卸売市場次長   久保 伝 君   水産事務所長     茨島 隆 君   水産事務所副所長   間 英昭 君   福祉部次長兼高齢福祉課長              中里充孝 君   高齢福祉課参事地域包括支援センター所長              中居裕子 君   健康部次長兼こども家庭相談室長              三浦順哉 君   市民防災部次長兼市民課長              大坪和広 君   市民防災部次長国保年金課長              山道尚久 君   国保年金課参事    関向昌子 君   介護保険課長     岩崎郁子 君   環境部次長兼下水道業務課長              佐々木正幸君   下水道業務課参事   小泉隆浩 君   下水道建設課長    佐々木秀樹君   下水道建設課参事   田邊 肇 君   下水道建設課参事   原  豊 君   下水道施設課長    辻 匠志 君   下水道施設課参事   壬生寿則 君   都市整備部次長都市政策課長              豊川雅也 君   市街地整備課長    石橋敏行 君   駅西区画整理事業所長 舘花正義 君   駅西区画整理事業所副所長              岩谷 寿 君   市民病院事務局次長兼管理課長              工藤俊憲 君   物流施設課長     大山暁史 君   医事課長       藤丸 崇 君   薬局長        田村健悦 君   副看護局長      呑香美佳子君   医療技術局長リハビリテーション科技師長              小笠原博治君   交通部次長兼運輸管理課長              田中瑞穂 君   教育部次長      中村雅臣 君   学校教育課長     大館秀光 君  ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       阿部寿一   次長兼庶務課長    佐々木結子   議事課長       榊原正克   副参事(議事グループリーダー)              山道隆央   主幹         見附正祥   主査         八木橋昌平   〃          安藤俊一  ────────────────────        午前10時00分 開議 ○工藤 委員長 これより決算特別委員会を開きます。  昨日に引き続き、認定第1号の審査を行います。
     令和元年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  それでは、令和元年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を審査いたします。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎山道 市民防災部次長国保年金課長 おはようございます。それでは、令和元年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。  決算書の257ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、左側の歳入決算額の合計は235億9575万7845円で、予算執行率は100.2%、右側の歳出決算額の合計は232億1745万8148円で、予算執行率は98.6%でございます。この結果、歳入歳出差引残額3億7829万9697円は、翌年度へ繰越ししたものでございます。  次の258ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款国民健康保険税は、259ページにわたりますが、収入済額は42億2383万2857円で、還付未済額を除いた現年課税分の収納率は90.6%でございます。  次に、260ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、国保税の督促手数料でございます。  次の261ページに参りまして、第3款国庫支出金は、災害臨時特例補助金でございます。  次の262ページに参りまして、第4款県支出金でございますが、保険給付に要する普通交付金のほか、市の実績や事情に応じた特別交付金が主なものでございます。  次の263ページに参りまして、第5款財産収入は、財政調整基金の利子でございます。  次の264ページに参りまして、第6款繰入金は、保険基盤安定繰入金職員給与等繰入金財政安定化支援事業繰入金が主なものでございます。  次の265ページに参りまして、第7款繰越金は前年度からの繰越金でございます。  次の266ページに参りまして、第8款諸収入は、267ページにわたりますが、国保税延滞金のほか、交通事故等の第三者行為に係る医療費の納付金や療養給付費等の返納金が主なものでございます。  次の268ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員17人分の人件費、物件費、次の269ページに参りまして、2目国民健康保険団体連合会負担金は、青森県国民健康保険団体連合会の負担金でございます。  2項1目賦課徴収費は、国保税の賦課徴収に係る職員15人分の人件費、物件費、次の270ページに参りまして、2目納付奨励費は、納税貯蓄組合等に対する補助金のうち、国保税に係る分でございます。  3項1目運営協議会費は、委員17人分の報酬のほか、協議会の運営に係る経費でございます。  次の271ページに参りまして、第2款保険給付費は、1項1目及び2目の医療機関の受診や調剤等に対する療養の給付、3目及び4目の補装具などの療養費、2項1目及び2目の高額療養費、次の272ページに参りまして、4項1目の出産育児一時金、5項1目の葬祭費など、それぞれの給付に要した経費でございます。  次の273ページに参りまして、第3款国民健康保険事業費納付金は、平成30年度からの国保財政運営主体の都道府県化による県への納付金で、1項は医療給付に要する分、2項は各医療保険者が負担する後期高齢者医療制度に対する支援金等の分、3項は国保加入者のうち40歳から64歳の介護保険第2号被保険者の介護保険料相当分でございます。  次の274ページに参りまして、第4款共同事業拠出金は、県単位で医療費の調整を行う事業への拠出金でございます。  次の275ページに参りまして、第5款保健事業費でございますが、1項1目疾病予防費は、13節の総合健診委託料、医療費通知委託料、19節の市民保養所利用に対する助成経費、2項1目特定健康診査等事業費は、次の276ページに参りまして、13節の特定健康診査等委託料が主なものでございます。  次の277ページに参りまして、第6款基金積立金は、財政調整基金を積み立ててございます。  次の278ページに参りまして、第7款諸支出金は、国保税の過誤納金還付金のほか、療養給付費等の確定に伴う返還金でございます。  説明は以上でございます。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  令和元年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎間 水産事務所副所長 それでは、令和元年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の281ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は2億7822万2679円で、予算執行率は100.4%でございます。  続きまして、歳出の決算額合計は2億5720万1478円で、予算執行率は92.8%でございます。歳入歳出差引額2102万1201円は翌年度へ繰越しいたしました。  282ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、卸売業者からの魚介類取扱いに係る市場使用料が主なものでございます。  283ページをお開き願います。  第2款財産収入は、自動販売機設置に係る建物貸付収入及び魚市場特別会計基金の利子でございます。  284ページをお開き願います。  第3款繰入金の1項他会計繰入金は、市場整備公債費等の不足補填のため、一般会計から繰入れをしたものでございます。  285ページをお開き願います。  第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  286ページをお開き願います。  第5款諸収入は、市場施設使用者からの電気、水道料金等負担分の収入が主なものでございます。  287ページをお開き願います。  第7款寄附金は、水産振興に係る寄附金でございます。  288ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、魚市場施設の管理に要する職員10人分の人件費及び物件費でございます。このうち11節需用費は、各市場の光熱水費及び施設の修繕料が主なものでございます。13節委託料は、各市場の夜間及び休日の監視業務、清掃業務及び施設管理の委託料が主なものでございます。  289ページに参りまして、14節使用料及び賃借料は、荷さばき所等に係る土地借上料が主なものでございます。18節備品購入費は、荷さばき所A棟水揚げ時使用器具等の購入費が主なものでございます。  2目運営審議会費は、八戸市魚市場運営審議会委員14人分の報酬と審議会の運営に要した経費でございます。  290ページをお開き願います。  第2款公債費は、災害復旧事業費市場衛生高度化事業費魚市場施設整備事業費の元金及び利子の償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 A棟の事後評価並びに稼働率向上策、そして新たな改善計画等について伺いたいと思います。  まず、事後評価についてでありますけれども、過日の経済協議会で、4人の委員が、国や県への提出前に議会側への説明があるべきという認識を示したとあります。私も3月の予算特別委員会の総括意見の中で、国にA棟の改善計画を示す前に議会にその内容を示して、理解を得るのが先決であると提言をしたところであります。こちらについて議会の意向を聞いていない理由について伺いたいと思います。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答え申し上げます。  県に提出する前に、事前に議会に意見を聞くようにということは当然認識してございましたが、事後評価につきましては、県と水産庁にも提出する中身ということで調整等も必要でございまして、スケジュール的というか、本当に直前まで、審査というかアドバイスもいただきながら進めておりました。7月27日に提出できたわけなのですけれども、リミットが7月いっぱいということで、直ちに、提出した後なのですけれども、8月7日に臨時経済協議会において報告させていただいたということであります。その件につきましては、本当に申し訳なかったと思っております。  以上でございます。 ◆山名 委員 事後評価そのものは実施主体がやるべきものであって、わざわざ県とか国に意向を聞きながら事後評価すべきものでないと私は思っています。そういう意味では、内部の議会に対して説明して同意を求めていくことが、これまでの経緯からも非常に重要なことだと思っていますけれども、その点についてはどうなのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  事後評価を国に提出するに当たりまして、議会の皆様の意見を聞いたり、アドバイスをいただくことは大変大切なことだとは思っておりました。先ほど、間副所長が説明したとおりなのですけれども、サバの水揚げ数量ですとか、成果目標の達成率等、経済効果等の数値的な部分については大きく変化するものではございませんけれども、成果目標が未達成の理由ですとか、事後評価の次の改善計画の方向性等も記載しないと、水産庁としては受け取りが難しいということもございました。八戸市としては、水産庁の要綱で定められて事後評価を実施、公表するのは県となっているのですが、県がその事後評価をするに当たっての基礎的な資料はかなりの量を提出して、表現の方法等に落とし込んでいく作業等がございまして、なかなか議会の皆様に事前に御説明する機会を確保できなかったことについては、改めて申し訳なかったと思っております。  以上でございます。 ◆山名 委員 そもそも、事後評価は反省をする、あるいは改善をどのようにしていくかがやはり重要なわけでありますので、反省について文面をこうしろ、ああしろと言うことはもうなれ合いになってしまう、何の評価にもなっていないと私は思うわけです。そういう意味では、市独自の事後評価を出して、果たしてそれでいいのかどうかを答申してみることが一般的なやり方ではないのかと思っています。今おっしゃるように、国や県の意見を聞きながら出したということになれば、もうそれがすんなり通ってしまうということだろうと思いますので、果たして、これからの改善計画が真っ当なものなのか、あるいは実態に合ったものなのかについて、非常に怪しいと思っています。  今日の新聞にも出ていました。2019年度の水揚げが3万1200トンに対して383トンでしかなかったということで、A棟の実質的収支について求めたということでありますけれども、これが残念ながら答えていないということで、委員会で質問されれば答えますということのようでありますので、実質的収支について、まず伺いたいと思います。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答えいたします。  平成31年度の決算と収入ですけれども、収入は約107万円、支出ですけれども、約5700万円、差引きマイナス5593万円、累計ですけれども、マイナス4億7348万8000円でございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 新聞報道については、やはり市民が一番いち早くそれを求めていると思いますので、報道関係者の取材に対して答えたのであれば、せっかく議員にはタブレットがあるわけですので、このように公表しましたということを通知する制度に変えればいいのではないかと思うわけです。今までの古い慣例をずっと引きずってきて、協議会まで発表しないということになりますと、また報道関係者から相当な批判を食うことにもなりますので、そういう意味では、タブレットに議員も入れられることによって、またいろいろな意見も出てくると思いますので、ぜひとも改善を求めたいと思いますけれども、この点について伺います。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  今日の地元紙の朝刊にも、大きく紙面を割いてA棟のことが取り上げられておりました。これまで市民の代表である議会の皆様に説明をした上で、マスコミ等への対応をするという姿勢でおりましたけれども、今の山名委員の提案を受けまして、議会事務局とも協議の上、今後の方向性等を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。  次に、事後評価についてでありますけれども、改善計画の目標達成ができなかった理由ということで、漁期の遅れであるとか、水揚げ数量の不振を理由に挙げています。ただ、A棟が稼働を始める前年の漁獲数量は約12万トンでしかなかったということで、漁獲高ピーク時の81.9万トンとの比較で15%に満たない時期に、あえてA棟を着工したということであります。通常であれば、サバの漁獲数量も当然減少の一途をたどっていくだろうと推察すべきだと思いますし、民間であれば、そういった予測が間違っていたということになると、やはりトップの責任問題も生じてくる。あるいは株主から辞任を求められることになろうかと思っています。そういう意味では、これまでの4億円以上の赤字を垂れ流してきたことの責任は非常に大きいと思っていますし、事後評価の中身が私はちょっと方向性が違うのではないかと思っていますけれども、どうなのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  事後評価の改善の方向性が現状とちょっとそごがあるのではないかというお話だったと思いますけれども、市といたしましては、A棟の今後の運営方針につきまして、業界関係者の皆様から様々な意見をいただいております。その意見の中にあった、イワシが増えてきている状況の中で、イワシ混じりの漁獲物、水揚げをするまき網の漁船が増えているところにも対応していかないと、A棟の稼働率は向上していかないですという業界関係者からの意見を踏まえて、これまではサバのみに特化していたA棟でございますけれども、簡易的ではございますが、うろこ除去装置を導入させていただきました。  今、八戸港でイワシの水揚げのテストをするために、船主の方にお願いしているのですけれども、ちょっと漁模様がイワシのほうもあまり芳しくなくて、A棟でのイワシ混じりの水揚げのテストは行われておりません。業界の皆様の意見を聞きながら、改善の方策、どうしても市だけでA棟を運営できるわけではございませんので、生産者である漁船の方々、入札を行う卸売業者の方々、また入札に参加していただける仲買人の方々、サバを消費者に届けるために加工する水産加工業者の方々、様々な方々と意見を交換しながら、どうしたらA棟の稼働率が上がっていくだろうというところを、本当に膝を交えて意見を聞いておりまして、その中で具体化できそうな事項について、事後評価の改善方策の答申に掲載させていただいたものと考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 根本的なところでありますけれども、昨年11月22日と23日にまき網船が入った。これは全体で30隻ということでいいのでしょうか。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答えいたします。  山名委員の御質問ですが、昨年の11月の水揚げのときの八戸漁港で水揚げされた全体の漁船の数字ということでしょうか。大変申し訳ございません。今準備していませんので、後ほどお答えさせていただきます。 ◆山名 委員 多くの船が入ったにもかかわらず、A棟で荷揚げしたのは僅か2隻ということであります。ここが根本的な、やはり事後評価をすべきところだと私は思っているのです。船が入ってもA棟に荷揚げがされない、それはなぜなのかということです。これは3月の予算特別委員会でも述べておりますけれども、入札価格にしても、全体で10キロ当たり最高額が2500円で取引された中で、A棟サバは600円から650円と極端な安値に終わっていることが、そもそも逆でなければA棟の価値はないわけです。しかも、A棟サバを落札した加工業者が、魚体がダメージを受けて鮮度が落ちて安いから買っているというわけですので、全くA棟の根本的な建設された意味がなされていないということが、そもそも事後評価の反省点に一つも加えられていないということであれば、また同じ結果です。  地元関係者の方々にもいろいろ御相談を云々と先ほど述べられましたけれども、よく言われているのは、地元関係者は、俺は何も聞いていないということなので、一体どこの関係者と協議をしているのかを伺いたいと思います。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答え申し上げます。  まず、A棟の稼働に関しましては、A棟稼働率向上検討会というのを立ち上げておりまして、平成28年9月1日に第1回目を開催しております。これは改善計画を出すときですけれども、それから、直近では令和2年5月8日で延べ10回目になりますけれども、その間、いろいろな毎年毎年の実績が出ますので、そういった反省を踏まえながら意見は聞いております。  そのたびに出るのが、ダメージを受けるという意見もございますが、当然、購入されている方々の意見も聞きます。実際、その日の相場はありますけれども、A棟のサバが第一魚市場と比較しても遜色ない日も当然あるわけです。トータルでいくと、結果、平均するとそういうことになるのかもしれませんけれども、要は、全てA棟で水揚げされるサバの魚価がどんどん向上するのが理想ではございますが、取ってきた順番だとか、A棟に持ってくる船はどちらかというと、改革型のまき網船といいまして本船ということになりまして、一番最後に入港してくる船がA棟に着岸するのが多うございまして、そうすると、ある程度その日の相場が決まってしまうものですから、A棟のほうが安くなる傾向は、どうしても否めません。できれば、一番最初に八戸港に入ってくる船がA棟に着くようになれば理想でございます。それがいいことだとは思っていますけれども、そういうふうにA棟に率先して持ってこられるように何とか取り組んでいきたいとは思っております。  委員会のメンバーになりますけれども、先ほどうちの所長も言いましたけれども、まずは生産者の代表、卸売業者、仲買人、そういった団体から推薦してもらったメンバーで構成されております。  以上でございます。 ◆山名 委員 そのメンバーの方々については、当然、会議の中に入っているわけですので、周知されていると思うけれども、結局は末端にその意見が落ちていっていないという大きな問題が一つあると思います。  もう一つは、魚体にダメージがないときもあると。ないときもあるということはダメージがあるときもあるわけですので、やはり完璧にないような形にしないと、結局は競りにかけられたときに安値がついてしまうのが根本的なところにあろうかと思っています。  イワシとサバが混獲されるということで、イワシもこれから揚げていくわけでありますけれども、A棟は21億円という巨費をかけて建設をされた、国内や国際競争力に勝つための施設でありますけれども、果たして、このイワシが、ハサップに対応できる、適している魚種なんでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  イワシがハサップに適しているかどうかということでございますが、サバに比べての話ですけれども、イワシは身が若干柔らかくて青魚でございますので、傷むのも早いという特性がございます。しかしながら、本当に八戸前沖、漁場が近いときは鮮度よく水揚げすることが可能で、A棟で水揚げ作業をしていただければ、スラリー氷で保冷しますので、くまなくイワシの体全体が均一に冷やし込まれることから、第一魚市場の水揚げと遜色ない、それ以上の鮮度保持が期待されているところでございますので、ハサップの手続で認定を取るかどうかにつきましては今後の検討となりますけれども、ハサップに向いていないということではないと考えております。  以上でございます。
    ◆山名 委員 いずれにしても、魚を冷やして鮮度を保つという施設でありますけれども、この間、テレビを見ていると、地名は定かではないけれども、土佐かどこかで活魚のサバを扱っていると。それを直接料理に出していくということからすれば、巨額な費用をかけたA棟に比べて、活魚ははるかに鮮度が高いということにもなろうかと思いますので、A棟の必要性は非常に疑問を感じているところです。  加えて、魚価の安いイワシを混獲して揚げるのだということになると、つじつま合わせのためにイワシを取り扱うということのようにしか思えませんし、そもそもイワシをA棟の漁獲数量に加えるのでしょうか。漁獲数量にイワシを加えるのかどうかということ。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  A棟で水揚げされたイワシにつきましても、漁獲数量の対象としたいと考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 結局は、A棟の特性を別にして漁獲高を多く見せるためのつじつま合わせじゃないかと私は見ているわけですけれども、国際競争力の中で、果たして、イワシをそこに混ぜて、A棟のイワシが非常に高価な値段がついたと、人気が高いということであれば、それはそれでいいのでしょうけれども、むしろイワシの場合は生身で食べるのもあるけれども、多くは加工に回されてしまうということで、A棟には不向きだと私は思っていますので、意見として申し上げたいと思います。  次に、事後評価の中でA棟の経済効果を4億1173万円見込んだと。実際はマイナス9684万円ということでありますけれども、その経済効果の試算はどういうふうにされているのか。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答えいたします。  事後評価の経済効果の中身ということですけれども、計画当初から見込んでおる効果は、全部で9点ございます。詳しく中身を申しますと、1点目が、先ほど委員おっしゃっていましたこととはちょっと逆になりますけれども、A棟を利用することによる付加価値向上による魚価がアップするということです。  2つ目としては、シャーベット氷の供給による漁業経費を削減できるということ。要は、漁業経費は利用する方々の、角氷を使うものと比較した、シャーベット氷を供給したことによる差額になります。  3点目としては、荷揚げ作業による燃油費の削減。これにつきましては、フィッシュポンプを使って水揚げするわけなのですけれども、たも網で水揚げする漁船員の労力は何時間もかかるわけなのですけれども、フィッシュポンプだとそういう労力が軽減されるということを金額に換算して算定しております。  あとは、荷揚げ作業の軽減もしかりです。  あと、施設設備の維持管理経費も当然入っております。最初からこの件に関してはマイナスだとうちも認識しておりまして、それも当然見込んでおります。  あとは、アイドリングストップによる燃油費の軽減。要は、第一魚市場の場合、通常の水揚げだとトラックが常に動いていまして、その間、エンジンはかかりっ放しというあたりがありますので、A棟の場合は、スカイタンクを出しているときにはトラックが停止して休めるというところもあって、そういうアイドリングストップによる燃油費の軽減。  7つ目としては効率的な輸送による燃油費、人件費の削減。これは、トラックで水揚げをすると、普通、計量器に乗るわけなのですけれども、A棟の場合は自動計量しますので、そういった手間暇がかからないというあたりの優位性です。  8つ目としては、魚体損傷の削減による歩留りの向上を見ております。これも委員とは真逆になりますけれども、通常の水揚げだと、例えば、1トン、2トンを網で魚槽からトラックに水揚げするわけなのですけれども、網の下あたりのサバは、サバ本体の重みで当然重力によって傷みます。本来、フィッシュポンプホースだとそういうことがないので、本当は魚体が傷まないということになっております。  最後に、加工原料の調達経費の削減を見ておりまして、それらの金額を換算すると、全部で合計額1億4800万円、1年間にプラスになると計画しておって、それを評価すると、3年間で9600万円経費が上回ったということになります。  以上でございます。 ◆山名 委員 あくまでも試算なわけですけれども、経済効果が4億円以上という数字だけを見れば、非常に効果が上がるのだなと思うけれども、実際はA棟を利用したことによって付加価値は出ていないわけですので、こういう数値は単なる絵に描いた餅ではないかと思うわけであります。  もう一つは、第一魚市場のたも網ですくえば下のほうに重量がかかるということで品質が落ちるということだろうと思いますけれども、実際、入札するとA棟のほうがはるかに下回るわけですので、たも網のほうがかなり有利だという数値が実際として出ているではないですか。市長はよく、A棟のほうが上回る場合もあるよと言うけれども、私は完璧に100%A棟のほうが高い価格で取引されなければA棟そのものの価値がないと思っていますし、一般の方々もそのように思っていると思います。  もう一つは、改善計画を達成できなかった理由は、漁模様にあると、駄目な3年間にぶつかってしようがない部分があったと、これが10年間なら違ったかもという理屈を述べていますけれども、実際にどこの10年間を取ればそれなりの効果があったものなのか、果たして、魚がたくさん取れてもA棟にそれだけの荷揚げができたのかどうかの反省が全くないということで、どうなのでしょう、この改善計画が達成できなかった理由について伺いたいと思います。 ◎間 水産事務所副所長 達成できなかった理由としては3点あって、もう一度繰り返しますけれども、計画当初は9月から11月、漁期としてはコンスタントに水揚げがあったのも事実でございます。現在はどうかといいますと、漁模様自体が大変ずれ込んで11月がピークです。次の理由として、サバとイワシが逆転して、今はイワシのほうが多いということになるのですけれども、サバが不良だとなるのは、去年がもうまずピークなのですけれども、15年スパンの中で、去年、サバが本当に1万7000トンしか取れない事実を予測できたかどうかは、さっき委員がおっしゃいましたけれども、確かにここまでは予測し得なかったと思います。  それで、ではどうするかというところにやはり至りまして、あくまでもA棟建設当時はサバが取れていたものですから、サバをA棟に引き込んで3万1200トンを揚げるという目標を掲げて始まったわけなのです。ただ、サバに特化させてそれのみに執着してますます稼働させないかというと、それはやはりなくて、今一番取れている魚、イワシに価値があるかどうかはあるかもしれませんが、それは決して漁獲量をアップするためだけのつじつま合わせかと言われるとそうではなくて、あくまでも今取れている魚を、しかも、A棟の魅力を生かしながら、そういったものも取り込んでいって今の漁模様に対応していくという考え方です。当初はサバということに特化していましたけれども、そういったことも入れていかなければならない。  あくまでもサバ特化、混獲が多いので、去年もそうですけれども、一昨年もそうですけれども、サバとイワシを混獲してきた場合は、どうしてもイワシをやっていないので、A棟では水揚げできませんと断ってきた経緯がありますけれども、そういった需要にも対応するように業界関係者からも言われているので、そういったことをクリアしながら、何とか稼働率を上げていきたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 そもそも10年間のスパンであれば違ったかもしれないという理屈を述べていますけれども、何回も言うように、そもそも1988年にピークで81万9000トン、八戸全体の漁獲があったと。これがもう年々減ってきている。2012年、A棟を稼働する前の年はもう12万トンに減ってしまっている。稼働したときは11万トン、その後、9万トン台のところもあると。昨年はもう6万6000トンということで、どこを取っても漁獲高が増えていない。また、サバに関して見ても、直近の2008年がピークで50万トンが全国で取れていたと。これが稼働前の2011年には40万トンを割った時期にそもそも進めようとしたわけなので、どこを取って10年間のスパンであれば違ったかもしれないという、小林市長の辞める時期を考えての10年間なのか、理屈に当たらないと思うんですけれども、どうなのでしょう。 ◎間 水産事務所副所長 山名委員にお答えいたします。  その10年間のくだりですけれども、そのコメントは大変申し訳ございません、八戸市で申し上げているわけではなくて、青森県の取材で答えたことになりますので、我々がそう言っているわけではございません。  以上でございます。 ◆山名 委員 そうすれば、10年間は取り消してもいいけれども、だめな3年間にぶつかったと。もっとだめになるかもしれないではないですか。昨年は特別量が少なかったのもあるけれども、これまでの7年間、8年間のスパンを見ても増えていく要素がないということなので、だめな3年間を特別強調して、だから、A棟の水揚げが少なかったのだという根拠づけが私は曖昧だと思うし、曖昧というよりもむしろでたらめではないかと思っていました。  もう一つは、フィッシュポンプのホースはクレーンを導入して時間短縮を図るということのようでありますけれども、その時間短縮はどれぐらいを見込んでいるのでしょうか。また、早く揚げようとして魚体の傷みが多くなることも考えられると思うけれども、この点について伺いたいと思います。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  水揚げ時間の短縮を目指して、クレーンを導入することを事後評価でも記載しておりますが、具体的な短縮する時間については、現在想定している分数はございませんで、今年度の漁期中に試験的に利用してみて、どの程度の時間短縮になるのかを検証しながら、有効な対策となるように導入を検討していくものでございます。  発言の機会をいただき、回答を保留しておりました昨年11月22日と23日の八戸港全体の水揚げ隻数と、もう1点、私が山名委員の質問でA棟で水揚げされたイワシを水揚げ数量としてカウントするのかという御質問でカウントしますとお答えしましたが、新たな改善計画の計画数量にイワシを入れていいかどうかについては、今年度の試験をもって国県に相談することとしておりますので、水揚げしていただければ、水揚げの数量としては、まず、カウントすることになりますけれども、それを計画上どういうふうに扱うかという点につきましては、今後、国県との調整によって決まることになりますので、その点を修正させていただきたいと思います。  以上でございます。 ◆山名 委員 最後に、改善計画の内容でありますけれども、具体的な数値が全く見えないこともあって、これから2021年度から2023年度を対象とした改善計画の策定に向けて国と県と協議をしていくようでありますけれども、国の回答についてはいつ頃を見込んでいるのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答え申し上げます。  次の改善計画を受け取ってもらえるかどうか、国の方向性については、現在のところ、スケジュール的なものは具体的に示されているわけではございませんで、令和2年度中に提出していただきたいということだけ、今はアドバイスをいただいているところでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 その具体的な数値、これまで年間に3万1200トンを水揚げすると示しておったものを、どれぐらいを想定しているのでしょうか。 ◎茨島 水産事務所長 山名委員の質問にお答えを申し上げます。  当初計画でも3万1200トン、昨年まで取り組んだ改善計画でも計画数量3万1200トン、次の改善計画の目標の数値、水揚げ数量についてでございますけれども、具体的に、現在の漁模様に見合って、A棟に投資した金額等を勘案しながら、どの程度まで下げられるかにつきましても、今後の国県との調整で決まっていくものと考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 そもそもこれまでの3万1200トンが、八戸港に水揚げされたサバの数量をそっくりA棟で揚げなければ達成できない数字であって、当初から、これはもう無理だと言われていたわけですので、やはり妥当な数値をきっちり決めてやるべきものであると思います。また、A棟の存在価値を含めた数値はどの辺にあるのかもきちんと検証の上でやはり示していただきたいということで終わりたいと思います。 ○工藤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆藤川 委員 通告外で失礼しますが、意見だけ述べさせていただきます。  ただいま山名委員の質疑を伺っておりました。山名委員の御心配はごもっともだと思います。先ほど来、間副所長もおっしゃっておりましたけれども、丁寧な説明が必要だと。上村部長、A棟の問題は一筋縄にはいかない長期戦になっているのですから、理解を得るための丁寧な説明をもっと皆さんに徹底させていただいていいと思います。まずは、業界関係者も様々な立場でいらっしゃいますから、それぞれの方に小まめに足を運んで、そして、国県に改善計画を認めてもらうために、そして、市民の負託をいただいている我々議会にももっと相談してくれてもいい。タブレットでなんて遠慮しなくていいですから、私たちは議長から招集がかかればここにはせ参じますから、遠慮するところではないので、そこは甘えてください。議会を使い倒してください。  あと、A棟の構想が持ち上がってからもう大分たちますけれども、日本初の取組として手探りを続け、そして、災害などの想定外のハードルも幾つかありました。担当者の皆さんの苦しさは長い間大変なものだったと思います。拝察します。このまま終わるなんて悔しいではないですか。A棟が認められるその日をその目で見たいですよね。  衛生、鮮度、品質という価値はかけがえのないものです。誰だって自分の子どもの口には安全なものだけを入れてあげたいと思っているはずです。応援していますから、丁寧な御説明を各所にお願いします。  以上です。 ○工藤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。 ○工藤 委員長 この際、換気のため休憩いたします。        午前10時55分 休憩  ────────────────────        午前11時00分 再開 ○中村 副委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  令和元年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎石橋 市街地整備課長 それでは、令和元年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書293ページの総括表をお開き願います。  歳入決算額の合計は17億3235万7509円で、予算執行率は78.8%、歳出決算額の合計は16億3121万1226円で、予算執行率は74.2%でございます。歳入歳出差引残額1億114万6283円は翌年度へ繰越しいたしました。  294ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  1款1項1目土木手数料は、仮換地証明手数料でございます。  295ページに参りまして、2款1項1目土地区画整理事業国庫補助金は、八戸駅西地区に係る社会資本整備総合交付金で、収入未済額の8540万円は、繰越明許費特定財源として令和2年度へ繰越ししております。  296ページに参りまして、3款1項1目土地区画整理事業保留地処分金は、八戸駅西地区の保留地処分金でございます。  297ページに参りまして、4款1項1目繰越金は、前年度からの繰越金で、繰越明許費が含まれております。  298ページに参りまして、5款1項1目雑入は、売市第二土地区画整理事業清算金が主なものでございます。行政代執行費用徴収金は、収入がなかったものでございます。  299ページに参りまして、6款1項1目土地区画整理事業債は、八戸駅西土地区画整理事業に係る市債でございます。  300ページに参りまして、7款1項1目一般会計繰入金は、事業に充当した一般会計からの繰入金でございます。  301ページをお開き願います。  ここから歳出について御説明いたします。  1款1項1目売市第二土地区画整理事業費は、売市第二土地区画整理事業の施行に要した費用で、清算金徴収に係る事務経費が主なものでございます。  302ページに参りまして、2款1項1目八戸駅西土地区画整理事業費は、303ページへわたりますが、八戸駅西地区の施行に要した費用で、予算現額12億8521万2000円に対しまして、支出済額は7億1893万6453円で、差引残額のうち5億6261万4000円は、繰越明許費として翌年度へ繰越しいたしました。  支出済額の主なものは、職員の人件費、物件費のほか、13節委託料の調査設計業務等委託料、303ページに参りまして、15節工事請負費の街路築造等工事費、22節補償補填及び賠償金の建物移転等補償費でございます。  また、平成30年度からの繰越明許費分は、15節工事請負費の街路築造等工事費、22節補償補填及び賠償金の建物移転等補償費が主なものでございます。  304ページに参りまして、3款1項公債費は、土地区画整理事業に係る借入金の元金及び利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  令和元年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎大館 学校教育課長 それでは、令和元年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の307ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は17億5130万1532円で、予算執行率は94.2%でございます。歳出決算額は17億3054万2101円で、予算執行率は93.1%でございます。その結果、歳入歳出差引残額2075万9431円は、翌年度へ繰越しいたしました。  308ページをお開き願います。  歳入について御説明いたします。  第1款分担金及び負担金は、児童生徒の保護者が納入した給食費負担金でございます。  309ページに参りまして、第2款繰入金は、給食センターの管理運営に要する事務費及び人件費のほか、市債の償還費用を一般会計から繰入れしたものでございます。  310ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  311ページに参りまして、第4款諸収入は、消費税還付金が主なものでございます。  312ページに参りまして、第5款使用料及び手数料は、給食センター敷地内への配電設備等の設置に係る土地使用料と自動販売機の設置に係る建物使用料でございます。  続きまして、歳出について御説明いたします。
     313ページをお開き願います。  1款1項1目給食センター管理費の主なものは、給食センター職員7人分の人件費のほか、11節需用費は、調理着及び食器籠用ネームプレート等購入の消耗品費、ボイラー用重油、天然ガス購入の燃料費、給食調理等センター運営に伴う光熱水費並びに施設設備の修繕料などでございます。12節役務費は、電話料等の通信運搬費、ボイラー性能検査等の手数料が主なものでございます。13節委託料は、314ページにわたりますが、給食廃棄物収集運搬、空調設備保守点検、給食センターの調理・配送業務等に要した経費でございます。14節使用料及び賃借料は、給食センターのOA機器等借上料など、16節原材料費は、設備機器類の部品等の購入経費、18節備品購入費は、中蓋付二重保温食缶や各学校の牛乳用冷蔵ショーケースの更新に要した経費が主なものでございます。  315ページに参りまして、2款1項1目給食費は、学校給食用賄材料購入経費でございます。  316ページに参りまして、3款1項公債費は、主に西地区給食センター施設整備のための借入金の元金及び利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 私のほうからは、100番目の決算書の関係ですけれども、私たちも学校給食については、給食の無償化の実現を3月議会でも質問させていただきましたけれども、やはり大変な状況が、新型コロナももちろんあって、そして学校給食の問題については、子どもの給食、安心安全な食べ物を供給するという形では、どなたにも無償で提供できるような形が理想的だと思っています。  その点では、全部賄うには8億円とか9億円、10億円かかるというような答弁になっていると思います。そうしますと、今、2人目、3人目と子どもさんがいらっしゃるところについて、まずそこから無償化していく、段階を踏んでいくという形も考えられるのではないかと一般質問をさせていただいたのですけれども、そういう点から、決算書の中から捉えた形で、2人目を無償化した場合、どれぐらいの予算になるのかということをお知らせください。 ◎大館 学校教育課長 久保しょう委員の質問にお答え申し上げます。  具体的な費用試算の算定については、どのように世帯での2人目、3人目かの判定を行うかの要件によって左右されるところはありますが、令和2年3月議会においてお答えした群馬県太田市の事例を参考とし、20歳以上の子どもを2人以上養育していることという要件で試算した結果をお話しいたします。  小学校、中学校に在籍する第2子について全額補助をした場合、およそ5800人に対して約3億円の給食費の補助ということになります。  大変申し訳ないです。20歳未満の子ども2人ということで訂正させていただきます。  第3子以降を全額補助した場合、小中学生合わせまして約1700人、約1億円の補助が必要となります。ですので、第2子以降全てとなりますと、合わせて4億円の影響額という試算が出ております。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 ありがとうございます。  第2子だと3億円、第3子だと1億円という形なので、やはり子どもを1人育てるというのは、本当にお金もかかるし、長い期間育てていかなければいけないということで、1人を育てるのも大変ですけれども、今、この少子化の時代に、子どもを2人にしようとか、3人にしようとかになった場合に、ある程度の援助があれば、ではこういうところもあるから、子どもを2人、3人、何とか育てていこうという思いができると思うのです。そうすれば、少子化対策の実効力にも効果が出てくると思います。  その辺では、さっき言った2人目は3億円だけれども、3人目だったら、まず1億円だと。その1億円からまず始めるという考え方はできないでしょうか。 ◎大館 学校教育課長 久保しょう委員の御質問にお答えいたします。  所得制限のない給食費の無償化というのは、住民サービスの向上、あるいは子育て支援など、1つの手段となり得るものと考えております。これまでも御答弁申し上げているとおり、給食費の無償化や一部助成については、新たな財政負担が生じるということ、あるいは、助成対象者の審査事務の増加も見込まれますので、市としては、これから実現可能な方法について、今後も研究して進めてまいりたいと思っております。  以上です。 ◆久保〔し〕 委員 市長も、この辺を言うと、国のほうで決めないと決められないとか、国がやればいいのではないかというような話で、どうしてもそういう話になってしまうのですけれども。やはり先ほど言ったように少子化対策、市の人口もどんどん減っているような状態ですから、これを抑えるという点では、少子化対策のためにも、この制度が有効な役割を果たしていくと思いますので、ぜひともここの部分を、もちろんエアコンとか、少人数学級とか、いろいろ問題はあります。でも、これからの八戸を背負っていく、そういう人たちにお金を使っていくと。若者にもっと投資をして、育てやすい環境をつくっていくということが望まれてくるのではないかと思います。  そういう点では、昨日もお話ししたのですけれども、使わなくてもいいお金は探せばあります。ですから、そこをやめて、ここに使うということをぜひともお願いしたいと要望して、終わらせていただきたいと思います。 ○中村 副委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市学校給食特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  続きまして、令和元年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 それでは、令和元年度都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の319ページをお開き願います。  歳入決算額の合計は113億4996万8218円で、予算執行率は74.3%でございます。歳出決算額の合計は112億4827万4968円で、予算執行率は73.6%となり、歳入歳出の差引残額1億169万3250円は、当事業の地方公営企業法の適用に伴い、下水道事業会計へと引き継いでおります。  320ページをお開き願います。  続いて、歳入について御説明申し上げます。  第1款1項負担金は、下水道の排水区域内において、下水道を使用できる土地所有者等から、建設費用の一部として徴収した下水道受益者負担金でございます。  2項分担金は、下水道の排水区域外から下水道に接続する土地所有者等から徴収した、下水道受益者分担金でございます。  321ページに参りまして、第2款1項使用料は、施設等の維持管理費用などに充てるため、下水道の使用者から徴収した公共下水道使用料が主なものでございます。  2項手数料は、322ぺージにわたりますが、排水設備工事完成検査に伴う公共下水道手数料が主なものでございます。  323ページに参りまして、第3款国庫支出金は、下水道施設の建設に伴う社会資本整備総合交付金となり、備考欄にございますとおり、収入未済額のうち7億418万9550円は繰越明許費特定財源として、また、9億6812万450円は継続費特定財源として、それぞれ令和2年度へ繰り越しております。  324ページに参りまして、第4款繰入金は、下水道事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  325ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度からの繰越金で、繰越明許費分が含まれております。  326ページに参りまして、第6款諸収入は、2項1目1節雑入の下水道管きょ施設移設補償金及び馬淵川流域下水道維持管理負担金還付金が主なものでございます。  327ページに参りまして、第7款市債は、下水道施設の建設に伴う下水道事業債でございます。  328ページをお開き願います。  続いて、歳出について御説明を申し上げます。  1款1項1目一般管理費は、下水道業務課職員18人分の人件費のほか、13節の使用料収納委託料、新都市開発整備事業関連公共下水道事業委託料、329ページに参りまして、19節の馬淵川流域下水道維持管理負担金が主なものでございます。  2項1目団地管理費は、是川団地汚水処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場運転業務委託料が主なものでございます。  330ページに参りまして、3項1目東部処理場管理費は、東部終末処理場の維持管理経費で、下水道施設課職員13人分の人件費のほか、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場維持管理委託料及び脱水ケーキ等処理業務委託料が主なものでございます。  331ページに参りまして、4項1目管きょ管理費は、敷設済みの管渠等の維持管理経費で、下水道施設課職員9人分の人件費のほか、11節の修繕料、13節の管きょ清掃委託料、332ページに参りまして、15節の管きょ布設替等工事費が主なものでございます。  5項1目ポンプ場管理費は、333ページにわたりますが、雨水ポンプ場6か所、汚水中継ポンプ場5か所及びマンホールポンプに係る維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の維持管理委託料が主なものでございます。  334ページに参りまして、2款1項1目建設費は、下水道建設課職員31人分の人件費のほか、13節の調査設計委託料及び公共ます設置委託料、335ページに参りまして、15節の管きょ等整備工事費、19節の馬淵川流域下水道事業負担金、22節の地下埋設物移設等補償費が主なものでございます。  また、平成30年度からの繰越明許費分は、13節の調査設計委託料及び15節の管きょ等整備工事費が主なものとなっており、継続費逓次繰越費分は、15節の管きょ等整備工事費でございます。  最後に336ページに参りまして、第3款公債費は、下水道事業債の元金及び利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 私からは、101番、建設費の執行残額ですけれども、その理由と、48%という結果になっているのですけれども、こちらについて御説明をお願いします。 ◎佐々木 下水道建設課長 久保しょう委員にお答えいたします。  初めに、予算残額について御説明申し上げます。  令和元年度決算における執行残額は、令和元年度予算額に平成30年度からの繰越金を加えた予算額73億6644万4000円から、令和元年度中に支出された決算額35億3868万7204円を差し引いた38億2775万6796円でありまして、その内訳は、繰越明許費20億5759万1000円と、平成29年度からの継続費を設定して工事を進めております水処理施設の増設工事に係る逓次繰越しが17億6221万9000円、それから、不用額が794万6796円となっておりまして、繰越明許費と継続費逓次繰越は、令和2年度中に全額支払いを予定しております。  そして、建設時の執行残の理由でございますが、令和元年度決算について、下水道では現在、東部終末処理場で、水処理施設を増設する規模の大きな工事に取り組んでいるところであり、これらに係る逓次繰越し、繰越明許費が予算残額を大きくする要因となったものでございます。  また、管渠敷設やポンプ場整備など、下水道工事は規模が大きく、工期が長くなることに加え、工事の発注から契約に至るまでの期間も相当にかかること、それから、入札残も多額となることから、それを執行するために、次の工事を発注する時期が遅くなり、工事が年度をまたいで翌年度に完成するものが、他の事業と比較して多くなっているということがございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 そうすると、工事が長くなっているので、年度をまたいでやる工事が入っているので、そして、執行額が進まなかったというような形で認識してよろしいのでしょうか。 ◎佐々木 下水道建設課長 久保しょう委員にお答えします。  委員のおっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 分かりました。これはそういう形で理解させていただきますけれども、下水道の水洗化率というのですか、それは県内だと、やはり青森市、弘前市、三沢市とかと比べると低くなっているのですけれども、目標に向かっての進捗率というか、そういうところについては、工事が進みにくいとか、他市と比べてできないような状況があるのでしょうか。よく言われるのは、八戸市は坂が多いから進みが悪いんだと言われているような状況があるのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎佐々木 下水道建設課長 理由としては3つほど、要因として考えております。  1つは、まず委員がおっしゃったとおり、整備に多額の費用がかかるということです。まず、八戸市は地形の起伏が多いために、下水道管の埋設管の位置が深くなり、地質も礫質など、他都市に比べて、ちょっと工事費がかさむような地質でございます。ということでございまして、敷設する際に、推進工法とか、施工費が高い工法を採用せざるを得なくて、メートル当たりの単価が高くなってございます。  2つ目は、人口密度が低いと。面積に比べて人口が、やはり他都市と比べて低いということで、どうしても普及率が上がりにくい、整備していく割には普及率が上がりにくいというのが現状でございます。  3つ目としまして、これまでは雨水対策のほうに投資してございましたので、そちらに予算を取られたということにもなってございます。  以上3つが要因だと考えております。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 ありがとうございます。そうしますと、工事を進めると、つなぐという形になるのですけれども、工事を進めた地域で実際につないでいるという方の率はどれぐらいなのでしょうか。 ◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 久保委員の御質問にお答えいたします。  接続率も、水洗化率という形で申し上げておりますけれども、元年度末現在の水洗化率は85.1%という状況となっております。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 85.1%というのは、他都市に比べると高いほうでしょうか、低いほうでしょうか。 ◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 お答え申し上げます。  他都市と比較いたしますと、率としては低い状況にございまして、こちらに力を入れていくということで、現在鋭意取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 力を入れるためには、工事を進めるという形で、民間の方がつなぐという形では、融資制度とか、そういうものもあると思うのですけれども、そういうものを積極的に使っても、やはり進まないという状況なのでしょうか。 ◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 お答え申し上げます。  融資あっせん制度というものがございまして、利子補給などを行っておりますけれども、やはり各御家庭の接続にかかる費用の負担の部分、あるいはその時期の問題というのもございます。また、世帯の様々な状況というのがございます中で、できれば早めにつないでいただくようなお願いをしておりますが、そこはいわゆる強制的にということではなくて、可能な限り早くなるように、我々も御相談に乗りながら水洗化を進めているところでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 水洗化を進めることによって、川のほうも、前に比べると新井田川も大分きれいになっていますし、馬淵川もそうだと思います。川がきれいになっていけば、それなりに魚もすみやすくなってくるというような状況があるのです。ただ一方、下水道が進み過ぎて、きれいな川が流れ過ぎて、栄養が行かなくなって魚が増えないというようにも言われているようなところもあるのですけれども、ただ、やはり環境をよくしていくという点では、どんどん進めていただきたいと思いますので、そういう点では、水洗化の促進をぜひともお願いしたいということで、この項目を終わらせていただきます。 ○中村 副委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市都市計画下水道事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  続いて、令和元年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎豊川 都市整備部次長都市政策課長 それでは、令和元年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書339ページの総括表をお開き願います。  歳入決算額の合計並びに歳出決算額の合計はゼロ円、予算執行率はともにゼロ%でございます。  公共用地取得等の事業実施はございませんでしたので、歳入歳出ともございませんでした。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。
     御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  引き続き、令和元年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎豊川 都市整備部次長都市政策課長 それでは、令和元年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書344ページの総括表をお開き願います。  歳入の決算額の合計は2億415万35円、予算執行率105.7%、歳出の決算額の合計は1億9192万7874円、予算執行率99.4%で、歳入歳出差引残額1222万2161円は翌年度に繰越しいたしました。  345ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  1款1項1目駐車場使用料は、中央駐車場、八戸駅西口駐車場及び八戸駅東口駐車場の使用料でございます。  346ページに参りまして、2款1項1目繰越金のうち、2036万4070円は前年度からの繰越金で、213万1000円は、繰越明許費分の前年度からの繰越金でございます。  347ページに参りまして、3款1項1目駐車場整備事業債のうち、1640万円は、繰越明許費分の中央駐車場改築事業の市債でございます。  348ページに参りまして、6款1項1目雑入は、消費税還付金が主なものでございます。  349ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目中央駐車場管理費は、中央駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料が主なものでございます。  2目八戸駅東西口駐車場管理費は、八戸駅東口広場駐車場及び八戸駅西口広場駐車場の管理運営に要した費用で、13節委託料の指定管理料が主なものでございます。  3目中央・別館前等駐車場整備費の繰越明許費分は、中央駐車場改築の関連工事等に要した費用で、15節工事請負費の旧八戸市庁別館前駐車場の施設解体工事費が主なものでございます。  350ページに参りまして、2款1項公債費は、中央駐車場改築事業等に係る借入金の元金及び利子償還金でございます。  351ページに参りまして、3款1項繰出金は、一般会計への繰出金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市都市計画駐車場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  続いて、令和元年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎久保 中央卸売市場次長 それでは、令和元年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の354ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入の決算額合計は2億3238万3658円で、予算執行率は101.3%でございます。  次に参りまして、歳出の決算額合計は2億2170万3204円で、予算執行率は96.6%でございます。歳入歳出差引残額1068万454円は翌年度へ繰越しいたしました。  355ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款使用料及び手数料は、卸売業者等からの市場使用料、付属施設等使用料が主なものでございます。  356ページに参りまして、第2款財産収入は、自動販売機設置に係る土地及び建物貸付収入でございます。  357ページに参りまして、第3款繰越金は、前年度繰越金でございます。  358ページに参りまして、第4款諸収入は、市場施設使用者からの電気水道使用料等の経費負担分の収入が主なものでございます。  359ページに参りまして、第5款市債は、市場施設改修等のための市場整備事業に充当したものでございます。  360ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費のうち、1項1目一般管理費は、361ページにわたりますが、市場運営、施設管理に係る市場長以下9名分の人件費及び管理費でございます。このうち11節は、光熱水費や施設の修繕等に要した経費が主なものでございます。13節は、市場施設維持管理に係る委託料で、清掃業務、廃棄物運搬業務、施設警備業務などの委託料が主なものでございます。  361ページに参りまして、15節は、市場施設改修の工事費でございます。19節は、全国中央卸売市場協会等の負担金が主なものでございます。27節は、市場使用料及び諸収入に賦課される消費税が主なものでございます。  次の2目運営協議会費は、市場運営協議会及び市場取引委員会委員報酬等、その運営に要した経費でございます  362ページをお開き願います。  第2款公債費は、市場整備事業費借入の元金及び利子の償還金でございます。  363ページをお開き願います。  第3款繰出金は、一般会計へ繰り出ししたものでございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市中央卸売市場特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  続いて、令和元年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎大坪 市民防災部次長兼市民課長 それでは、令和元年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の366ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、歳入決算額の合計は5055万8648円で、予算執行率は101.1%でございます。歳出決算額の合計は4855万9259円で、予算執行率は97.1%、歳入歳出の差引残額199万9389円は翌年度へ繰越ししたものでございます。  次に、歳入歳出決算の概要を御説明申し上げます。  367ページをお開き願います。  歳入でございますが、第1款使用料及び手数料は、返還されました墓地を新たに使用許可した49件の永代使用料及び年間の維持管理料が主なものでございます。  368ページをお開き願います。  第2款繰入金は、霊園の管理運営に要する経費につきまして、一般会計から繰入れしたものでございます。  369ページをお開き願います。  第3款繰越金は、前年度会計からの繰越金でございます。  370ページをお開き願います。  第4款諸収入は、地方公務員災害補償基金還付金等でございます。  371ページをお開き願います。  第5款市債は、霊園整備事業債でございます。  372ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目霊園管理費は、東霊園、西霊園及び南郷中央霊園の市営霊園の管理運営に関わる経費で、職員1人分の人件費のほか、新しい形の墓地整備工事設計業務委託料、市営霊園の指定管理料などの運営費が主なものでございます。  373ページをお開き願います。  第2款1項公債費は、東霊園等の施設整備のために借入れした、借入金の元金とその利子を償還したものでございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市霊園特別会計歳入歳出決算の審議を終わります。  続いて、令和元年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎佐々木 環境部次長兼下水道業務課長 それでは、令和元年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の376ページをお開き願います。  歳入決算額の合計は3億3985万9591円で、予算執行率は99.7%でございます。歳出決算額の合計は3億2712万2381円で、予算執行率は96.0%となり、歳入歳出の差引残額1273万7210円は、当事業の地方公営企業法の適用に伴い、下水道事業会計へ引き継いでおります。  377ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款1項分担金は、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者等からの建設費用の一部として徴収した受益者分担金でございます。  378ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、農業集落排水施設の使用者から、施設等の維持管理費用などに充てるために徴収した、農業集落排水使用料が主なものでございます。  379ページに参りまして、第3款国庫支出金は、農業集落排水施設に係る最適整備構想策定業務委託に対する農山漁村地域整備交付金でございます。  380ぺージに参りまして、第4款繰入金は、農業集落排水事業に対する一般会計からの繰入金でございます。  381ページに参りまして、第5款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  1ページ飛ばしまして383ページに参りまして、第7款市債は、農業集落排水事業債でございます。  384ページに参りまして、第8款財産収入は、国土交通省が実施する馬淵川改修事業に伴う、一日市地区農業集落排水処理施設用地の一部売却による、不動産売払収入でございます。  385ページをお開き願います。  続きまして、歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目一般管理費は、13節の固定資産調査・評価業務委託料及び会計システム構築等業務委託料、27節の消費税が主なものでございます。
     2項1目処理場管理費は、一日市、豊崎、市野沢及び島守の、4つの処理場の維持管理経費で、11節の光熱水費及び修繕料、13節の処理場維持管理委託料が主なものでございます。  386ページに参りまして、3項1目管きょ管理費は、敷設済みの管渠等の維持管理経費で、11節の修繕料、13節の管路清掃委託料及び最適整備構想策定業務委託料が主なものでございます。  最後に387ページに参りまして、第2款公債費は、農業集落排水事業債の元金及び利子償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の審議を終わります。  続いて、令和元年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の審議に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎岩崎 介護保険課長 それでは、令和元年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。  決算書の390ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、まず左の表、歳入決算額の合計は217億5678万5057円で、予算執行率は100.2%でございます。右の表、歳出決算額の合計は213億8534万7800円で、予算執行率は98.4%であり、歳入歳出差引残額3億7143万7257円は翌年度へ繰り越したものでございます。  391ページをお開き願います。  歳入について御説明を申し上げます。  第1款保険料は、65歳以上の第1号被保険者の保険料で、収入済額は47億9892万7771円、還付未済額及び滞納繰越分を除いた現年度分の収納率は98.97%となっております。  392ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、保険料に係る督促手数料でございます。  393ページに参りまして、第3款国庫支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、保険給付費に対する一定割合の国庫負担金、2項1目調整交付金は、市町村間の保険料基準額の格差を是正するための普通調整交付金でございます。  2項2目地域支援事業交付金は、地域支援事業に対する一定割合の国庫補助金、2項3目保険者機能強化推進交付金は、高齢者の自立支援、重度化防止等に関する取組に対して交付される補助金、2項4目介護保険システム改修事業費補助金は、介護保険制度改正に伴うシステム改修に対して交付される補助金、2項6目介護保険事業費補助金は、集合住宅に入居する高齢者に対して介護サービスを提供する事業所への指導体制強化の取組に対して交付される補助金でございます。  394ページに参りまして、第4款支払基金交付金のうち、1項1目介護給付費交付金は、保険給付費に対する第2号被保険者の負担分、1項2目地域支援事業支援交付金は、介護予防・日常生活支援総合事業に対する第2号被保険者の負担分であり、社会保険診療報酬支払基金からの交付金でございます。  395ページに参りまして、第5款県支出金のうち、1項1目介護給付費負担金は、保険給付費に対する県負担金、2項1目地域支援事業交付金は、地域支援事業に対する県補助金でございます。  396ページに参りまして、第6款財産収入は、介護保険特別会計財政調整基金から生じた利息収入でございます。  397ページに参りまして、第7款繰入金は、介護給付費のほか、事務費及び人件費に係る一般会計からの繰入金でございます。  398ページに参りまして、第8款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  399ページに参りまして、第9款諸収入は、保険料に係る延滞金、交通事故による第三者行為に係る納付金、社会保険料等徴収金、介護給付費等返還金等でございます。  400ページをお開き願います。  歳出について御説明を申し上げます。  第1款総務費の1項1目一般管理費は、職員23人分の人件費及び物件費が主なものでございます。  401ページに参りまして、1項2目計画等策定委員会経費は、八戸市健康福祉審議会、介護・高齢福祉専門分科会の委員報酬及び運営に係る経費が主なものでございます。  2項1目賦課徴収費は、保険料賦課徴収に係る物件費、3項1目認定調査費は、介護支援専門員の報酬のほか、402ページにわたりますが、主治医意見書作成手数料、要介護認定訪問調査委託料が主なものでございます。  3項2目介護認定審査会費は、八戸地域広域市町村圏事務組合が行っている介護認定審査会に係る負担金でございます。  403ページに参りまして、第2款保険給付費は、要介護及び要支援認定者が受けたサービスに係る給付費で、1項介護サービス等諸費は、要介護者に係るそれぞれの給付に要した費用、2項介護予防サービス等諸費は、要支援認定者へのサービス提供に係る費用でございます。  404ページに参りまして、3項1目審査支払手数料は、国民健康保険団体連合会に対する審査支払に係る手数料でございます。  4項高額介護サービス等費は、1か月の利用者負担が一定上限額を超えた場合、5項高額医療合算介護サービス等費は、介護保険と医療保険の1年間の利用者負担が一定上限額を超えた場合について、それぞれ超えた額を支給したものでございます。  6項特定入所者介護サービス等費は、405ページにわたりますが、食費、居住費の自己負担分について、所得に応じた負担限度額と基準費用との差額分を保険給付したものでございます。  406ページに参りまして、第3款地域支援事業費は、要支援、要介護状態になる前からの予防を推進し、地域で自立した日常生活を送ることを目的として、介護予防・日常生活支援総合事業、包括的支援事業等を行うものでございます。  1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、運動機能向上事業委託料のほか、総合事業対象者の訪問型サービス及び通所型サービスの事業費が主なものでございます。  1項2目介護予防ケアマネジメント事業費は、介護相談指導員4人分及び地域包括支援センター職員2人分の人件費のほか、407ページに参りまして、介護予防ケアマネジメント業務委託料及び高齢者支援センターで実施する介護予防ケアマネジメント業務の事業費が主なものでございます。  2項1目一般介護予防事業費は、生きがいと健康づくり推進事業委託料及び地域包括支援センター運営業務委託料が主なものでございます。  408ページに参りまして、3項1目包括的支援事業は、地域包括支援センター職員9人分の人件費のほか、地域包括支援センター運営業務委託料が主なものでございます。  409ページに参りまして、3項2目任意事業費は、介護保険事業運営総合支援システム保守委託料のほか、介護用品助成費が主なものでございます。  4項1目審査支払手数料は、総合事業における国民健康保険団体連合会に対する審査支払に係る手数料でございます。  4項2目高額介護予防サービス費相当事業費は、総合事業における1か月の利用者負担が一定上限額を超えた場合、410ページに参りまして、4項3目高額医療合算介護予防サービス費相当事業費は、総合事業における介護予防と医療保険の1年間の利用者負担が一定上限額を超えた場合について、それぞれ超えた分を支給したものでございます。  411ページに参りまして、第4款基金積立金は、今年度の財源調整を図るため、剰余金である前年度繰越金の残額等を介護保険特別会計財政調整基金に積み立てたものでございます。  412ページに参りまして、第5款諸支出金のうち、1項1目第1号被保険者保険料還付金は、被保険者の死亡等の理由による保険料の還付金、1項2目償還金は、国県等への介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の返還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○中村 副委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 102番と103番、決算書403ページの高齢介護並びに特養ホームの状況等について、まず伺いたいと思います。  特養ホームは全国的に待機者が多いわけでありますけれども、まず、当市の現状について伺いたいと思います。 ◎岩崎 介護保険課長 それでは、山名委員にお答え申し上げます。  まず、特養ホームについてでございますが、平成27年4月に、新規の入所者は原則要介護3から5以上とする制度改正が行われておりまして、この制度改正の以後、国は平成28年4月と平成31年4月に入所申込者の状況調査を行っております。  こちらは申込者数の調査であるため、要支援などの介護度の低い方も含まれておりまして、平成28年の調査では、申込者が1061人いらっしゃいましたけれども、まず入所の緊急度についての調査項目で、入所の必要性が高い方と1年程度で入所が必要となる見込みの方が236人おりまして、その方を待機者として捉えております。  そして、平成31年の調査ですけれども、申込者数は926人で、前回から135人減少しております。この平成31年の調査では、緊急度についての調査項目がなくなりまして、代わりに国が新たに示した調査方法として在宅生活改善調査というものを実施いたしました。こちらのほうで待機者の把握を行っております。  この調査ですけれども、ケアマネジャーに調査を行いまして、今在宅でサービスを利用している方のうち、今使っているサービスでは在宅での生活の維持が難しいという方を捉えるということで、待機者を把握するという方法になっております。この結果でございますけれども、令和2年2月時点で特養ホームへの入所の緊急性が高い方は41人となっています。  以上です。 ◆山名 委員 特養ホームは、その施設によってばらばらだとは思いますけれども、1つの施設を平均何人ぐらい使用されているのでしょうか。 ◎岩崎 介護保険課長 利用者というか、定員ということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)  広域型という、八戸市以外の市町村の方も利用できるという施設は、大体定員が50人から90人になっております。そして、地域密着型ということで、八戸市内の方が利用できるという施設は、定員が大体29人以下となっています。 ◆山名 委員 特養ホームに入りたい方々、家族だけで、それこそ養護できないというところもあろうかと思いますけれども、入れない方々についてはどのような対応がなされているのでしょうか。 ◎岩崎 介護保険課長 まず現在、第7期計画で整備を予定しております地域密着型の施設が、来年の4月に開所を予定しておりまして、こちらが定員29人となっておりますので、今回の調査結果の待機者はある程度解消されるかと考えております。  そのほかに、まず有料老人ホームでありますとか、在宅のサービスを組み合わせて使っていただくということもあるかと思います。  以上でございます。 ◆山名 委員 特養ホームに入れない方々について、ほかの施設に入っておられるということなわけでありますけれども、やはりどうしても入りたいという方々は結構あろうかと思います。そういう意味では、特養ホームの増設を今後どのように考えているかということで、伺いたいと思います。 ◎岩崎 介護保険課長 特別養護老人ホームにつきましては、先ほどもちょっとお話しいたしましたけれども、国のほうで要介護3から5の方ということで、介護度の高い方に重点化していくという方針を打ち出しております。  そしてもう一つ、在宅介護の限界点を上げるという言い方をしておりますけれども、いろいろなサービスを組み合わせて、できるだけ在宅で過ごすという方針も打ち出されておりますので、これらを参考にしながら、希望される方が希望されるサービスを受けられるような形で施設整備を考えてまいりたいと思っております。 ◆山名 委員 増設についてぜひ前向きに考えていただきたいということで、この件については終わりたいと思います。  次に、地域包括支援センターについてでありますけれども、昨年の相談件数が結構多かったと伺っておりますけれども、どの程度になっているかということで伺いたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 山名議員にお答え申し上げます。  地域包括支援センターの相談件数でございますけれども、まず市の高齢福祉課内に地域包括支援センターを設置してございます。こちらは、相談件数は1446件で、前の年に比べて82件増えてございます。そして、市内12の日常生活圏域に設置しております高齢者支援センターにおける相談件数につきましては、昨年度8538件となっておりまして、前年度と比較しまして約1000件ほど増えているという状況でございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 1000件増えているということであります。相当な数だと思っていますけれども、その主な相談内容について教えていただきたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  相談内容につきましては、介護保険サービスとか、高齢者福祉サービス等のサービスの利用に関する相談が最も多くございました。次いで、一人暮らし高齢者の相談、そして認知症に関する相談、介護負担増大についての相談等が主なものでございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 決算書の406ページでありますけれども、訪問型日常生活支援事業委託料についてであります。その事業内容と委託先を教えていただきたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  当事業につきましては、総合事業対象者のうち、生活機能が低下していると認められる方を対象にいたしまして、自宅を訪問して、掃除、洗濯、買物代行などの広義な生活援助を行うものでございます。訪問型サービスにつきましては、介護福祉士等の資格を持った訪問介護員が、入浴や排せつ等の身体介護を伴う従来相当サービスというのもございますけれども、こちらの訪問型日常生活支援事業につきましては、シルバー人材センターに委託しておりまして、こちらの職員は介護職員の資格は持ってございませんので、身体の介護は伴わない、軽微な援助に限定されるものでございます。  ただし、利用料につきましては、1回につき30分以内ですと160円、45分以内ですと180円ということで、従来の相当サービスと比較しますと、安く利用できるというメリットがございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 訪問型日常生活支援事業については民生協議会の中でもお話ししたときがありますけれども、私の知り合いの方でこのような事業を受けていると。どこの事業者かは分からないわけでありますけれども、余り対応がよくなかったということで、注意をしたと。そうしたら、そのようなことを言われたことがないと、相手の方というか、事業者の方が言われて、そのまま帰ってしまった。帰った後を見ると、トイレの前にごみがどさっと置いてあったという嫌がらせなわけであります。一方的な話ではありますけれども、かなりいろいろな方面で信用度の高い方でありますので、相手の事業者に電話をしたところ、配置されている人を替えたということのようであります。  市のこの事業について、トラブルについての対応をどのようにしているかということで伺いたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  トラブルになったときの対応についてでございますけれども、私どもといたしましては、そんな事態にならないように、4日間にわたり10時間を超える研修を行ってございます。その中で、訪問に当たってのマナーとか、高齢者への適切な対応といったところをカリキュラムに入れているところではございます。  しかし、万が一そのようなことがあった場合には、まず事実確認をして、こちらに非があるのであればまず謝罪し、委託先に事情を説明して、委員のおっしゃったような形で、担当者を替えるなどの対応を取らなければならないと考えてございます。また、そのようなことが起こらないように、委託先に注意喚起をする、あるいは研修会を重ねて開催するとかということをして、職員サービス提供におけるスキルアップに努めていかなければならないと考えてございます。  また、当事業につきましては、利用者の経済面の負担を軽減させるためということだけではなく、今後、高齢者人口がどんどん増加していきますので、こちらの介護予防サービス費を抑制するためにも重要な事業であるとともに、高齢者の方々が、高齢者が高齢者を支えるという、これからの少子高齢化時代に向けた1つのモデル事業、先駆的事業でもございますので、サービスを受ける方はもちろんですけれども、サービスを提供する高齢者の皆様にも十分配慮しながら、事業を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆山名 委員 最後になりますけれども、介護予防センターの利用状況についてお知らせいただきたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  介護予防センターにつきましては、今年8月11日に総合保健センターに移転してございます。その中で体操、体力測定、物忘れチェック、介護予防に関する相談対応、あるいは介護予防教室、家族介護教室などを実施してございます。  利用者数につきましては、8月の実績で、開設日は15日間でしたけれども、午前9時から約30分間、ラジオ体操やストレッチ、筋力トレーニング等の軽い体操を行う朝イチ体操会というものを毎日実施しております。こちらに延べ81人の方が参加してございます。これ以外にも、体力測定、物忘れ相談、介護予防教室、そして見学にいらっしゃった皆様を合わせますと、延べ218人の方々が利用されているということでございます。  この介護予防センターにつきましては、理学療法士や作業療法士等の専門職によるきめ細やかな個別相談対応、あるいは介護予防に関する助言指導が無料で受けられますことから、今後、密にならない程度に利用していただきたいとも考えてございます。  以上でございます。 ◆山名 委員 ありがとうございます。今後とも事業の推進に向けて努力されるよう要望して、終わります。 ○中村 副委員長 ここでお知らせをいたします。介護保険特別会計全ての質疑終了後に休憩に入りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆苫米地 委員 104番と105番、2つ質問したいと思います。  報告書の219ページです。先ほども介護予防センターがオープンして使われているというようなお話が出ました。その介護予防センターは、当初は認知症介護予防センターという名称にしようかというお話もあったと思います。やはり認知症の予防が大事だということでそういう名称だったのかと思うのですけれども、219ページを見ますと、認知症予防事業であるとか、認知症等予防教室事業などのところの費用減、前年度と比べれば減額になっているということで、あれっと思いました。  認知症に関する事業はあると思うのですけれども、そこのところの費用が減額をされている、また、認知症総合支援事業費というものがあって、そこが700万円ほど減額になっているということもお聞きしています。その減額になっている理由について、まずお尋ねしたいと思います。
    ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 苫米地議員にお答え申し上げます。  認知症総合支援事業費につきましては、昨年度が大幅に減少したというよりは、平成30年度におきまして、市民全体に認知症についての普及啓発を図るために、認知症ケアパスたすけるすけを作成し、全戸配布いたしました。  また、これに併せて、当課における高齢者福祉施策として数多くの事業を実施しておりますので、認知症だけではなく、高齢者の福祉サービス全般についても知っていただきたいということで、高齢者福祉サービスの一覧を書いたチラシを作成し、一緒に全戸配布いたしました。  その作成にかかる経費といたしまして、認知症ケアパスの印刷製本費が約356万円、高齢者福祉サービスのチラシの印刷製本費が84万円、そして、これらを全戸配布するための委託料として約280万円支出しておりまして、これらを合計しますと約720万円の支出があったものでございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 分かりました。必要な経費を削ったというよりは、1つの事業が終了して、そこの部分がなくなったということだと理解しました。  認知症ケアパスたすけるすけの話が出たので、ちょっと申し上げたいのですけれども、全戸配布されました。それで、認知症というものに対する理解が深まっていったと思うのですけれども、今後というか、利用について、ケアパス自体の手直し、見直しということも必要になってくると思います。いろいろな制度も変わってきていますので、必要になってくると思うのですが、その点についてはどのように考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  ケアパスの見直しにつきましては、毎年行っているところでございます。ケアパスについて、まず課内で日々の業務において見直しであったり、手直しであったりを行っておりますけれども、それを多職種の方々、あるいは関係者の皆様に見ていただき、御意見、御助言をいただくことが必要でありますことから、認知症総合支援検討会議という、認知症施策全般についての協議をする場がございますので、こちらで年に1回、御審議いただいているところでございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 認知症ケアパスをつくるときに、医師会の方々からも大変御助言をいただいたという話も伺っていますが、認知症総合支援検討会議というお話がありました。どういう職種の方々で構成されているのでしょうか。お医者さんだけなのかどうか、ちょっと確認したいと思います。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  会議の構成員といたしましては、まず医療関係者として、青南病院長、そして歯科医師、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師等の専門職の方々、そして、各種組織団体からは、はちのへ認知症疾患医療センター、八戸市社会福祉協議会、八戸地区認知症高齢者グループホーム協議会、青森県介護支援専門員協会、八戸警察署、民生委員児童委員協議会、そして、行政側からは県の担当職員、当市からは健康づくり推進課、保健予防課、介護保険課、障がい福祉課の職員の計18人で構成されているものでございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 分かりました。たくさんの職種の方々が参加しているということでよかったと思っています。医師会の方々と懇談したときに、免許証の返上ということで、いろいろ診断を受けに来る方もいらっしゃるということだったので、今回、この各種団体の中に警察の担当の方などもいるということをお聞きしたので、ちょっとそこの連携を深めていただければと思います。  認知症ケアパスは、医師会の方々からの強い要望でぜひ全戸配布をということであったかと思います。毎年見直しもしているということですので、1回配布したから終了ということではなくて、見直しをしたもの、立派なものでなくても、ダイジェスト版のような形でも結構ですので、ぜひ意識づけということで、数年置きに全戸配布ということを考えていただきたいと思っていますので、そこはよろしくお願いいたします。要望して、この項目は終わります。  もう一つ、地域回想法普及事業のところですけれども、219ページを見ると、地域回想法普及事業の比較のところに激増と、大変増えたと書いてあるのですけれども、前年度と比較して、ここが増えた理由は何でしょうか。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  地域回想法につきましては、今年度より介護予防センターでも実施することとしておりまして、昨年度から準備を進めてまいりました。その中で、専門職として、作業療法士、管理栄養士、保健師を雇用してございます。また、地域回想法を実施するに当たりましては、作業療法士と保健師が中心となって作業を進めて、そしてまた、地域回想法の講師を務めるためには、研修会への参加が義務づけられておりますので、その研修会にも参加してございます。  昨年度の増額分につきましては、作業療法士と保健師の2名に係る報酬、共済費、その他研修会参加のための旅費等参加費の分でございます。  以上でございます。 ◆苫米地 委員 分かりました。地域回想法をこれまでもやられていたけれども、また介護予防センターでしっかりとやるということの対応と理解しました。  それで、認知症について支援ということも大事だけれども、予防をする、発症というか、認知症になるのを遅らせるということも大事だと思いますので、認知症の支援策とともに、予防について何か取り組んでいるところがあれば教えてください。 ◎中里 福祉部次長兼高齢福祉課長 お答え申し上げます。  認知症の予防策についてでございますけれども、認知症予防に効果があると言われている音楽療法があるのですけれども、こちらを用いた能力アップ教室というものを、福祉公民館において週1回実施してございます。そして、市内12圏域ごとに高齢者支援センターが行う介護予防教室、あるいは介護予防センターでこれから行う介護予防教室におきまして、認知症予防のための教室を開催してございます。  そして、市民に対しまして、認知症についての正しい知識の普及啓発を図ることを目的としました認知症フォーラム、そして、介護保険などに関わる関係者を対象としました八戸圏域連携中枢都市圏8市町村合同によります合同研修会を毎年開催してございます。  また、各地区におきまして、介護予防、認知症、そして閉じ籠もり防止のために、高齢者ほっとサロンを開催してございます。  予防策についての主なものとして、以上でございます。 ◆苫米地 委員 分かりました。先ほども言いましたけれども、支援のところも大事ですし、予防のところも大事だと思いますので、ぜひ力を入れてやってほしいと思います。  最初の質問のところで、予算が減ったので大変心配したのですけれども、必要な事業の終了ということで、そこは理解しました。これからも予算削減ということではなくて、新たな取組をどんどんやっていってもらいたいと思います。特に、コロナの下で、外に出ていけない、閉じ籠もりがちになっているという方々もいると思いますので、そこのところにぜひ何らかの方策をしてほしいと要望して、終わります。 ○中村 副委員長 以上で、事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑はありますか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○中村 副委員長 御質疑なしと認めます。  以上で、令和元年度八戸市介護保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。        午後0時23分 休憩  ────────────────────        午後1時25分 再開 ○工藤 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  令和元年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎寺沢 南郷事務所副所長 それでは、令和元年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の415ページをお開き願います。  予算額決算額総括表についてですが、歳入決算額の合計は1億7242万492円で、予算執行率は102.3%でございます。歳出決算額の合計は1億5976万9411円で、予算執行率は94.8%でございます。その結果、歳入歳出差引残額1265万1081円は、翌年度へ繰越しいたしました。  416ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  第1款診療収入は、内科及び歯科の外来診療収入や健康診断等の諸検査等収入でございます。  417ページに参りまして、第2款使用料及び手数料は、診断書等の文書証明手数料でございます。  418ページに参りまして、第3款財産収入は、自動販売機設置に係る行政財産の貸付けがなかったことからゼロ円となっております。  419ページに参りまして、第4款繰入金は、一般会計からの繰入金でございます。  420ぺージに参りまして、第5款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  421ページに参りまして、第6款諸収入は、各種予防接種や健康診断等の受託事業収入、予防接種の個人負担金収入及び歯ブラシ等の物品販売収入が主なものでございます。  422ページに参りまして、第7款市債は、医療機器の整備に係る南郷診療所整備事業債ですが、令和元年度購入予定の歯科用エックス線画像システムの仕様を見直したことにより、購入を取りやめたことからゼロ円となっております。  423ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費は424ページにわたりますが、1項1目一般管理費は、職員7人分の人件費及び施設管理に要する物件費が主なものでございます。  425ページに参りまして、第2款医業費でございますが、1項1目医療用機械器具費は、13節の医療事務OA機器保守等の委託料、14節の医療事務OA機器及び在宅酸素ボンベ等の借上料が主なものでございます。  1項2目医療用消耗器材費は、内科及び歯科の医療用消耗器材購入費及び医科諸検査等委託料、歯科義歯技工委託料でございます。  1項3目医療用衛生材料費は、医薬品や注射液等の医薬材料の購入費でございます。  426ページに参りまして、第3款公債費は、医療機器購入等に係る起債の元利償還金でございます。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市国民健康保険南郷診療所特別会計歳入歳出決算の質疑を終了いたします。  令和元年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎山道 市民防災部次長国保年金課長 それでは、令和元年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。  決算書の429ページをお開き願います。  予算額決算額総括表でございますが、左側の歳入決算額の合計は25億2200万3212円で、予算執行率は102.9%、右側の歳出決算額の合計は24億4760万9100円で、予算執行率は99.9%でございます。この結果、歳入歳出差引残額7439万4112円は、翌年度へ繰越ししたものでございます。  次の430ページに参りまして、歳入について御説明申し上げます。  第1款後期高齢者医療保険料でございますが、収入済額は17億3734万9268円で、還付未済額を除いた現年度分の収納率は99.5%でございます。  次の431ページに参りまして、第2款使用料及び手数料でございますが、こちらは収入はございませんでした。  次の432ページに参りまして、第3款繰入金は、事務費及び保険基盤安定制度に基づく保険料軽減相当分を一般会計から繰入れしたものでございます。  次の433ページに参りまして、第4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。  次の434ページに参りまして、第5款諸収入は、保険料還付金などに対する広域連合からの受入分及び制度の周知広報などに係る特別対策補助金が主なものでございます。  次の435ページに参りまして、歳出について御説明申し上げます。  第1款総務費でございますが、1項1目一般管理費は、職員8人分の人件費、物件費、2項1目徴収費は、次の436ページにわたりますが、保険料徴収に係る物件費のほか、13節のシステム機器保守点検委託料が主なものでございます。  次の437ページに参りまして、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料及び事務費負担金でございます。  次の438ページに参りまして、第3款諸支出金は、保険料の過誤納金還付金及びシステム改修に係る平成30年度高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の確定に伴う返還金でございます。  説明は以上でございます。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆苫米地 委員 通告していなかったのですけれども、歳入の収納率99.5%と伺ったと思います。100%ではない、徴収できなかった0.5%の方がいらっしゃると思うのですが、その方の納付できない理由などを何かつかんでいましたら、また、どのような対応をしているかというのがありましたら教えてください。 ◎山道 市民防災部次長国保年金課長 納付できていない方の理由といいますと、やはり相談に来られる方については収入が少ない、なかなか払えないというところでございますが、その対応といいますと、何とか分割でも納めていただくよう指導させていただいて、御協力いただいているところでございます。 ◆苫米地 委員 なかなか納めてもらえない様々な理由があるとは思いますけれども、その方の未納分に対しても後期高齢者医療広域連合のほうに納付しなければならないと思うのですが、その差額分は市で負担して納めているという理解でよろしいでしょうか。 ◎山道 市民防災部次長国保年金課長 やはり全部入るという形で納付金が出てきますので、そういうことになると思います。 ◆苫米地 委員 分かりました。国民健康保険もそうなのですけれども、やはり高齢者の医療も負担が重いというのが市民の皆さんの実感だと思います。よく私たちも相談を受けるのですけれども、この後期高齢者は八戸市だけでやっている制度ではないので、対策、対応といってもなかなか難しいところがあるかと思うのですけれども、相談などがあったときには引き続いて丁寧な対応を要望しますし、何とか皆さんが納付できる金額を設定していただくところも大事なのではないか、収納率を上げていくことも大事なのではないかと思いますので、そこも引き続き市としても検討していただくように要望して終わります。 ○工藤 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  令和元年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎三浦 健康部次長兼こども家庭相談室長 それでは、令和元年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  本貸付事業につきましては、国と地方公共団体が、母子家庭等の福祉を増進する責務を有すると定めた母子及び父子並びに寡婦福祉法に基づいて実施する制度であります。当市では、中核市への移行に伴い、青森県から本貸付事業が移管されておりまして、ひとり親世帯の経済的自立の支援と生活意欲の向上、扶養児童の福祉増進に努めているところであります。  それでは、決算書の441ページをお開き願います。  予算額決算額総括表について、歳入決算額の合計は1億1031万1079円で、予算執行率は100.1%でございます。
     次に、右の表に参りまして、歳出決算額の合計は3295万8548円で、予算執行率は29.9%でございますが、これは令和元年10月から始まりました幼児教育・保育の無償化をはじめ、今年度から始まりました私立高校授業料の実質無償化など、ひとり親世帯向けの公的な支援が拡充されたことなどに伴い、当初の見込みより貸付制度の利用が大幅に少なくなったものと考えるもので、歳入歳出差引残額7735万2531円は、翌年度へ繰り越したものでございます。  442ページをお開き願います。  歳入について説明いたします。  第1款繰入金は当該事務の運用に係る事務費として、一般会計から繰り入れたものでございます。  443ページをお開き願います。  第2款繰越金は前年度からの繰越金でございます。  444ページをお開き願います。  第3款諸収入のうち、1項1目貸付金元利収入は、母子福祉資金等の貸付金のうち、返済された償還金の合計額でございます。  445ページをお開き願います。  続いて、歳出について説明いたします。  第1款総務費は、1項1目運用事務費といたしまして、14節の貸付システムに係るOA機器借上料のほか、貸付事務に係る物件費でございます。  446ページをお開き願います。  第2款母子父子寡婦福祉資金貸付費は、昨年度に貸付けを行った貸付金で、母子世帯向けが主な貸付先となっております。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で、令和元年度八戸市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  令和元年度八戸市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の審査に入ります。  歳入歳出の一括説明を求めます。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 それでは、令和元年度八戸市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。  決算書の449ページをお開き願います。  ページ左側でございますが、歳入決算額の合計は5億80万円で、予算執行率は84.4%、ページの右側に参りまして、歳出決算額の合計は5億71万2456円で、予算執行率は84.4%でございます。歳入歳出差引残額8万7544円は翌年度へ繰越しいたしました。  450ページをお開き願います。  歳入について御説明申し上げます。  1款1項1目産業団地整備事業債は、産業団地の整備に伴う起債でございます。  451ページをお開き願います。  2款1項1目一般会計繰入金は、起債借入額の端数を調整するため、繰り入れたものでございます。  452ページをお開き願います。  歳出について御説明申し上げます。  1款1項1目産業団地整備事業費は、13節の新産業団地整備・開発推進関連委託料、17節の用地購入費、22節の補償金が主なものでございます。また、予算現額5億9360万円に対しまして、支出済額は5億71万2456円で、差引残額の9288万7544円は繰越明許費として翌年度へ繰越しいたしました。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 107番の用地購入の評価基準ですけれども、用地の購入費として4200万円、補償金として2億7000万円はどういう形で評価されているのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 久保委員にお答え申し上げます。  用地購入の評価の基準ですが、不動産鑑定士による鑑定評価を行い、用地購入の際の価格としてございます。国家資格となっている不動産鑑定士においては、公平、中立的な立場から地域の環境、諸条件を考慮して不動産の適正な価格を判定してございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 そうしますと、補償金の中身はどういうものがなっているのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 久保委員にお答え申し上げます。  補償の内容でございますが、補償の件数は34件となっており、北インター第2工業団地整備のため、移設、または撤去する必要がある建物や杉などの立ち木に対して補償を行ってございます。具体的には、建物及び工作物等延べ21件並びに山林、畑、原野の延べ約33ヘクタールにわたる土地内にある立ち木につきまして補償をしているところでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 私たちは、昨日も第2工業団地については必要ないというか、1回止めようと要望させていただいているのですけれども、そういう点では、やっぱりここにも当然そういう形でお話しさせていただくことになると思うのです。繰り返しにはなりますけれども、やはり造成についてはここ何年間かかかっていくと。令和6年ということは、あと4年という形で進んでいくということなのですけれども、そうすると、この補償金については予期せぬことだと思うのですけれども、これは最初から補償金として予定されていたものなのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 久保委員にお答えを申し上げます。  こちらの事業を進めるに当たりまして、これまでに基礎調査ですとか基本計画、昨年度は実施計画を策定してございます。その都度、そのときに見合った補償金について算定いたしまして、事業を進める際、決定する際の参考資料とさせていただいており、今までその中で進めるという判断をいたしまして、ここまで来ていると認識しているところでございます。 ◆久保〔し〕 委員 そうしますと、最初から補償金というか、立ち退きとか立木も予測して予算を組んでいるということでいいのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 久保委員にお答え申し上げます。  そのとおりでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 造成していく中で、もちろん試掘をしたと思うのですけれども、その中で、これから予期せぬことが発生してくれば、それなりにまた補償金も増えていくという考え方でよろしいのでしょうか。 ◎小笠原 商工労働観光部次長産業労政課長 久保委員にお答えを申し上げます。  ただいま御説明してございます補償につきましては、現所有者の建物ですとか立ち木ということでございます。したがいまして、今年度までを目標に用地の購入、それから補償の契約を進めていく予定でございまして、そうした中におきましては、今現在で想定している以上の補償は出てこないのかと考えているところでございます。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 想定されていないという形なのでしょうけれども、ただ、今異常気象があって、豪雨災害とか台風、そういうものが発生して、工事が遅れることがあれば、やはり何年もかかってくる。先ほど言ったように、4年で完成予定が長くなるという形になれば、それだけ誘致する企業も遅れてしまう状況になると思うのです。そういう時間をかけるよりは、もう少し今やることにお金をかけていくほうが得策ではないかと思っておりますので、そこについても十分検討していただいて、私の凍結案についても、ぜひ課内でも庁内でも検討していただきたいという要望をして終わらせていただきます。 ○工藤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市産業団地造成事業特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  これをもって令和元年度八戸市各特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。  以上で認定第1号令和元年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。  これより認定第2号令和元年度八戸市公営企業会計決算の認定についての審査に入ります。  これより令和元年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に入ります。  理事者から説明を求めます。 ◎佐藤 交通部長 令和元年度八戸市自動車運送事業会計決算の審査に当たりまして、決算の概要を御説明申し上げます。  市営バスは、市民生活を支える重要な公共交通機関として、安全、安心、そして快適な輸送サービスの提供に努めております。令和元年度は、前年度に引き続き資金不足比率ゼロ%を達成することができました。しかしながら、人口減少による運送収益の減少、老朽化したバス車両の更新費用など、今後も厳しい経営環境が続くことが見込まれますので、さらなる経営の合理化と利便性の向上を図り、持続可能な経営体質を維持できるよう努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、決算の概要につきまして御説明申し上げます。  お手元に配付しております資料1-1、令和元年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要を御覧ください。  まず、下側の表、事業収支(税抜)にあります、事業収益の(1)営業収益の運送収益についてでございます。決算額は10億4340万2315円で、前年度比2.9%の減少となっております。これに運送雑収益、営業外収益を加えました事業収益は決算額14億9929万1133円で、前年度比3.1%の減少となりました。  次に、事業費の(1)営業費用は、決算額16億578万1051円で、前年度と比較して3.6%増加しております。これに、営業外費用を加えました事業費は決算額16億1654万1137円で、前年度比3.6%の増加となりました。この結果、令和元年度は1億1725万4円の純損失となりました。なお、令和元年度は、大型ノンステップバスを新車9両、中古8両、計17両購入しております。  以上が、令和元年度決算の概要でございますが、詳細につきましては、田中交通部次長兼運輸管理課長に説明をさせますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げまして、概要の説明を終わります。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 それでは、認定第2号令和元年度八戸市自動車運送事業会計の決算について説明いたします。  決算書の自動車運送事業部分の5ページを御覧願います。  まず、決算報告書について説明いたします。  決算報告書は、消費税込みの予算額及び決算額となっておりまして、備考欄に消費税額を内書きしてございます。  (1)収益的収入及び支出のうち、収入でございますが、第1款事業収益の決算額は15億5622万5761円、予算額に対しまして337万6239円の減となりました。  事業収益の内訳ですが、第1項の営業収益は、乗合収入のほか、広告料などの運送雑収益で、決算額は11億1886万1508円でございます。  第2項の営業外収益は、一般会計からの補助金などで、決算額は4億3736万4253円でございます。  次に、支出でございます。  第1款事業費の決算額は16億5124万6965円、不用額は7366万4035円となり、執行率は95.7%でございます。  事業費の内訳でございますが、第1項の営業費用は、人件費、物件費、減価償却費が主なもので、決算額は16億3205万1320円でございます。  第2項の営業外費用は、支払利息や納付消費税が主なもので、決算額は1919万5645円でございます。  以上が収益的収入及び支出の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど8ページの損益計算書のところで御説明いたします。  次に、6ページを御覧願います。  (2)資本的収入及び支出について説明いたします。  まず、収入でございますが、第1款資本的収入の決算額は2億5935万2800円で、予算額に対しまして200円の減となりました。  内訳でございますが、第1項の企業債は、新車乗合バスの購入に伴う起債で、決算額は1億4470万円でございます。  第2項の出資金は、新車乗合バス購入のための一般会計からの出資金で、決算額は1億104万4800円でございます。  第3項の補助金は、新車乗合バス購入のための国庫補助金で、決算額は1360万8000円でございます。  次に、支出でございます。  第1款資本的支出の決算額は3億7763万243円、繰越額は922万9000円、不用額は222万2757円となり、執行率は97.1%でございます。  内訳でございますが、第1項の建設改良費は、新車乗合バス9両、中古乗合バス8両等の購入などに要した費用で、決算額は2億9280万3114円、繰越額は922万9000円でございます。  第2項の企業債償還金は、償還金のうち元金の償還分で、決算額は8409万5439円でございます。  第3項の投資は、バス車両購入に係る自動車リサイクル料金で、決算額は73万1690円でございます。  以上が資本的収入及び支出の概要でございます。  続きまして、8ページにあります損益計算書でございますが、内容につきましては、お手元に配付しております資料に基づきまして御説明いたします。  それでは、資料1-1、令和元年度八戸市自動車運送事業会計決算の概要を御覧いただきたいと思います。  まず、事業規模でございますが、令和元年度末の実績で、職員数は64名、内訳は乗務員29名、整備5名、事務30名で、前年度と比較して、事務1名減となっております。  次に、車両数は118両で、前年度と変更はございません。
     営業走行キロ数は373万651キロメートルで、前年度と比較して、距離では2万6136.8キロメートルの減、率では0.7%の減となっております。  年間乗客数につきましては653万2738人で、前年度と比較して、人数では29万8333人の減、率では4.4%の減となっております。  次に、事業収支について御説明いたしますが、決算額は全て消費税抜きでございます。  まず、事業収益の決算額は14億9929万1133円で、前年度と比較して、金額では4765万2747円の減、率では3.1%の減となっております。  内訳でございますが、(1)営業収益の運送収益は、車内現金収入の減少等により3123万2852円の減、運送雑収益は、広告料収入の増加等により129万3853円の増となっております。  次に、(2)営業外収益の一般会計補助金は2375万5434円の減となっております。  長期前受金戻入では397万785円の増となっております。  営業外収益のその他は、事故保険金の増加などにより207万901円の増となっております。  続きまして、事業費の決算額は16億1654万1137円、前年度と比較して、金額では5653万3020円の増、率では3.6%の増となっております。  内訳でございますが、(1)営業費用の人件費は、92万4038円の増、次に、物件費は2万4350円の増、減価償却費は5877万9049円の増、その他経費は、固定資産除却費の減少等により378万1297円の減となってございます。  次に、(2)営業外費用は、雑支出の増加等により58万6880円の増となっております。  以上により、下から2行目の純損益は1億1725万4円の純損失を計上いたしました。  また、一番下の行の累積損益は3607万8279円の利益を計上いたしました。  以上で令和元年度決算の概要の説明を終わります。  続きまして、資料1-2、決算状況の推移を御覧願います。  平成26年度から令和元年度までの決算状況の推移を掲載しておりますので、項目順に御説明いたします。  まず、1の事業収益は、令和元年度は対前年度比3.1%の減、平成26年度を100とした指数で95.9ポイント、2の事業費は、令和元年度は対前年度比3.6%の増、平成26年度を100とした指数では、93.1ポイントとなっております。  3の純損益では1億1725万円の損失を計上いたしました。  5の累積損益は、令和元年度は3607万8000円の利益を計上いたしました。  6の一般会計補助金は、前年度と比べ2375万5000円の減となっております。  次に、少し飛びまして9の資金不足比率について御説明いたします。  これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律に規定される公営企業の経営状況の健全度を表す指標でありまして、欄外にありますとおり、営業収益に対する資金の不足額の割合で表され、値が小さいほど健全であることを示しております。  資金の不足額は、流動負債から流動資産を引いたものになりますが、令和元年度においても、引き続き資金不足比率ゼロ%を維持することができました。  これで、資料の説明を終わりまして、決算書に戻りますが、自動車運送事業部分の9ページの剰余金計算書から31ページの注記につきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきます。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 最後の収益の改善策等についてということで伺います。  運転手が29人と示されておりますけれども、一般的にタクシーもバスも給料があまりよくない、あるいは長時間残業ということで成り手が不足していることがありますけれども、市営バスの29人は充足している人数ということでよろしいのでしょうか。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 山名委員の御質問にお答え申し上げます。  現在、バス事業につきましては、職員と会計年度任用職員を含めました運転手でバス事業を行っているところであります。今現在の状況でお話しさせていただきますと、今年度に入りましてから、運転手の応募が少し増えた状況になってございまして、10名程度の申込みがありまして、今年度は9人ほど採用することになっていまして、正職員の数だけですと動きはないのですが、会計年度任用職員の数を含めますと若干増えた形になってございます。そうした運転手の数でございますが、今、仕業数等を計算しますと、若干足りないところでございますが、御存じのとおり、新型コロナの影響等もございますので、採用数を充足するまで増やすところについてはちょっと慎重に対応していかなければならないという認識でございます。その点から、今のところ若干足りない状況で、補いながらバス事業を運営している状況でございます。仕業数との割合で言いますと、今、5人足りないという形になってございます。  以上です。 ◆山名 委員 2年連続で赤字、その前は4年連続で黒字ということでありますけれども、4年連続黒字になって市からの繰入金的なもの、補助金が減って影響しているということはないのでしょうか。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 山名委員の御質問にお答え申し上げます。  市からの補助金が少ないというか、頂いている分で足りているかというと、今のところちょっと足りないと。減った分について影響があるかといえば影響があるという形になってございます。 ◆山名 委員 乗客数の不足については少子化ということが主に出されておりますけれども、一方で、高齢者が増えている、あるいは免許返納者もいるということで、つじつまがうまく取れているのではなかろうかと勝手に思っているのですけれども、少子化のほうが大きいのかなと。その辺を伺いたいと思います。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 山名委員の御質問にお答えいたします。  交通部の分析としては、乗客数については長期にわたって漸減傾向にあるところから、人口減少の影響を受けているのではないかと考えているところであります。  以上です。 ◆山名 委員 業務の表を見ると、年間延べ実働車両数が22両減った、年間営業走行距離が2万6000キロメートル減ったということですけれども、これは何かしらの減便の影響でしょうか。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 お答え申し上げます。  令和元年度に運行しましたダイヤの本数につきましては、前年度に比較しましてダイヤ見直しによりまして本数を減便した影響で、こういった数字が出ているということでございます。 ◆山名 委員 ダイヤを減らして乗客数が減ったということではないのでしょうか。29万8000何がしかが減っていると。非常に大きな数字だと思いますけれども、その辺の絡みをちょっと教えていただきたいと思います。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 御質問にお答えいたします。  乗車人数の減少につきましては、当部で分析している内容としましては、人口減少によるものがある程度あると。それから、新型コロナの影響によりまして、2月から3月にかけまして相当の影響があったというところで、これということではなくて、乗客数の減少につきましても複合した理由があるだろうと考えてございます。  また、ダイヤの見直しにつきましては、乗客数が非常に少ない部分につきまして減便したケースがございますので、減便に伴ってある程度の乗客数の減少はあると考えられますが、ここに出てくるような大きな数字で出てきているとは考えてございません。 ◆山名 委員 もう一つ、決算書の23ページなのですけれども、未収金の増減額で2598万円増額になっていますけれども、未収金というのは何なのでしょうか。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 お答え申し上げます。  主なものとしましては、県の補助金につきまして未収金分に計上したものがございます。そのほか営業外の未収金ですと、例えば、自動販売機を置いている公有財産の使用料も含めました数字。青森県の補助金の未収金として181万2000円となってございます。 ◆山名 委員 県の補助金が未収金になっているということは、いずれ入るということなのでしょうか。 ◎田中 交通部次長兼運輸管理課長 お答え申し上げます。  本年の5月に収受してございます。  以上です。 ◆山名 委員 バスをツケで乗っているのかと思って伺いましたけれども、そういうことであれば結構だと思います。  今後とも、ますます御努力なされて市民のために十分な役割を果たしていただきたいということで終わります。 ○工藤 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市自動車運送事業会計決算の質疑を終了いたします。  これより令和元年度八戸市立市民病院事業会計決算の審査に入ります。  本日は三浦病院事業管理者が欠席でありますので、御報告いたします。  それでは、理事者から説明を求めます。 ◎今 市民病院長 院長の今明秀でございます。市民病院事業会計決算について、私から概要を説明申し上げます。  当院は、地域の中核病院として、救命救急、周産期などの急性期医療から先進医療、緩和ケアまで幅広く高度な医療を提供し、地域住民の健康の保持増進に努めております。  さて、令和元年度は、前年度から引き続きバンコマイシン耐性腸球菌の感染対策に努め、鎮静化することができましたが、10月には消費税が増税され、その後、全国的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進むなど、当院のみならず全国的な医療を取り巻く環境はますます厳しい状況となってきております。  こうした中、当院では、新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期しつつ、将来にわたって、当地域に質の高い医療を提供していけるよう、医療機器の整備や地域の医療機関との密なる連携を図るとともに、医師、看護師などの医療スタッフの確保、育成を進めてまいります。また、国の動向や社会の要請を的確に捉え、緩和ケア病棟や周産期センターの運用など、八戸地域に必要な医療を提供していくため、健全経営の維持に努めてまいります。  それでは、令和元年度決算の概要を御説明いたします。  令和元年度は、施設の改修や医療機器の更新に取り組んだほか、平成30年11月に着工した緩和ケア病棟整備工事を進め、今年の4月に竣工したところでございます。  令和元年度の診療実績でありますが、延べ患者数は、入院19万739人、外来24万4375人で、病床利用率は全体で85.7%、一般病床のみでは89.3%と、引き続き高い水準を維持しております。  次に、損益計算書の収益及び費用についてでありますが、事業収益は201億5272万3567円、事業費は192億2344万2228円であります。この結果、9億2928万1339円の純利益を計上いたしました。  次に、資本的収支についてでありますが、資本的収入は29億3574万円、資本的支出は41億5836万204円であります。  以上が決算の概要でございますが、詳細は後ほど管理課長より説明申し上げます。  今後も当院の基本方針にある、良質な医療は健全な経営の上に成り立つという自覚を持って病院経営を行い、地域中核病院として引き続き医療の質の向上に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上で概要の説明を終わります。 ◎工藤 市民病院事務局次長兼管理課長 それでは、認定第2号令和元年度八戸市立市民病院事業会計決算につきまして御説明を申し上げます。  初めに、決算書の35ページ、見開きの表を御覧いただきたいと存じます。  この決算報告書は、消費税込みの予算及び決算額となってございまして、備考欄に消費税額を内書きしてございます。  まず、(1)収益的収入及び支出のうち、収入でございます。第1款事業収益の決算額は表の右側の欄にございますとおり201億9622万8682円で、予算額に対しまして5億2922万8682円の増収となってございます。  この内訳でございますが、第1項医業収益は入院及び外来収益などで、決算額は179億2155万147円、第2項医業外収益は地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金などで、決算額は17億6035万5374円、次の第3項特別利益の決算額は5億1432万3161円となってございます。  次に、下の表、支出でございます。  第1款事業費の決算額は190億9276万7537円で、不用額は4億7688万8463円となってございます。  その内訳でございますが、第1項医業費用は給与費や材料費などで、決算額は187億7865万3765円、第2項医業外費用は企業債の利子償還金などで、決算額は3億1411万3772円となってございます。  以上が収益的収入及び支出の概要でございますが、詳細につきましては、後ほど損益計算書で御説明申し上げます。  次に、36ページをお開き願います。  (2)資本的収入及び支出でございますが、まず、上の表、収入でございます。第1款資本的収入の決算額は29億3574万円で、予算額に対しまして22億6766万4000円の減となってございます。  その内訳でございますが、第1項企業債の決算額は19億4250万円で、予算額に対しまして22億3770万円の減となってございます。この要因でございますけれども、緩和ケア病棟整備事業費の一部が、既に御案内のとおり、工期延長により繰越しになったことによるものでございます。  第2項出資金ですが、4億7784万1000円及び第3項負担金5億1297万9000円は、地方公営企業法に基づく一般会計からの繰入金となってございます。  次の第4項補助金242万円は、県からの緩和ケア病棟整備事業費補助金及び新型コロナウイルス感染症対策に係る補助金となってございます。  次に、下の表、支出でございます。  第1款資本的支出の決算額は41億5836万204円で、翌年度繰越額は緩和ケア病棟の建設費用や院内保育所拡張工事に係る21億2730万7000円、不用額は4億1892万1796円でございます。  その内訳でございますが、第1項建設改良費21億9677万1997円は緩和ケア病棟整備事業費及び医療機器等の購入費、第2項企業債償還金19億6158万6702円は病院建設等に係る企業債の元金償還金、第3項投資1505円は八戸市広域医療連携基金の利息分を積立てしたものでございます。  以上、資本的収支の差引不足額、これは表の左側、下にただし書がございますが、差引不足額12億2262万204円は、減価償却費などの損益勘定留保資金で補填してございます。  次に、財務諸表について御説明申し上げます。  財務諸表は実質的な経営成績及び財政状況を表示するために消費税抜きの処理を行い作成してございます。決算書の38ページに損益計算書は掲載してございますが、これにつきましては、お手元に資料1をお配りしていると思いますが、そちらで御説明させていただきたいと存じます。  この資料1でございますが、損益計算書をベースに患者数等の業務内容を加えまして、前年度比較も見られるとしたものでございます。  まず、1の医業収益でございますが、決算額は178億9758万5648円で、前年度比1.3%の増となってございます。  その内訳でございますが、(1)の入院収益は126億4395万2754円で、年間の延べ入院患者数は19万739人という結果でございました。次に、(2)の外来収益でございますが、こちらは42億9051万2123円で、年間の延べ外来患者数は24万4375人という結果でございました。  (3)その他医業収益は6億5563万7377円で、室料差額、妊婦健診、分娩料、文書料などが入ってございます。  (4)他会計負担金3億748万3394円は、救命救急センターの運営費等に対しまして一般会計から繰り入れしたものでございます。
     次に、表中ほどの2の医業費用でございますが、決算額は180億8125万4055円で、前年度比4.7%の増となってございます。  その内訳の主なものでございますが、表にもございますが、(1)の給与費は90億7752万8681円で、給与手当や退職給付費などの増により5.2%の増、(2)材料費は49億8663万7545円で、抗がん剤などの高額薬剤の使用量増加などにより4.6%の増、(3)経費は28億7737万5001円で、賃借費や委託料の増などにより6.0%の増となってございます。  以上、1の医業収益から2の医業費用を差し引いた医業収支は、表の一番下のA欄にございますとおり、マイナス1億8366万8407円という結果でございました。  続きまして、次のページを御覧いただきたいと存じます。  表の3、医業外収益は、決算額17億4081万4758円で、前年度比4.6%の減となりました。  その内訳の主なものでございますが、(2)他会計負担金11億9458万5197円は、病院建設に係る企業債の利子償還金等に対して、一般会計から繰入れしたものでございます。  次に、4、医業外費用でございますが、決算額は11億4218万8173円で、前年度比17.8%の増となってございます。  以上、3の医業外収益から4の医業外費用を差し引いた額に、前ページA欄の医業収支を加えました経常収支は、表のBの欄にございますとおり、プラス4億1495万8178円という結果でございます。この経常収支に5の特別利益5億1432万3161円を加えた当年度の純損益は表のC欄にございますとおり、9億2928万1339円の黒字という結果でございます。  これらの結果、令和元年度末の未処理欠損金は、表のDの欄の前年度繰越欠損金の欄にございますとおり、16億4349万5138円から、令和元年度の純利益分が減となりますので、表のE欄にございますとおり、7億1421万3799円となるものでございます。この欠損金につきましては、下段に、表の下の棒グラフに平成20年度以降の状況をお示ししてございます。平成20年度を御覧いただくと、135億円もの累積欠損金がございましたが、令和元年度末には7億円まで減少した形になってございます。  次に、次のページの資料2を御覧いただきたいと存じます。  この資料は、過去5か年間の入院及び外来患者数等の状況をお示ししたものでございます。上段が入院、下段が外来の状況です。また、右側のグラフにつきましては、それぞれ1日当たりの患者数を棒グラフ、患者1人1日当たりの診療収入、いわゆる診療単価を折れ線グラフで示しているものでございます。  令和元年度の1日平均の患者数は、表にもございますが、入院が521人、外来が1018人と、入院患者は前年度よりも減少したものの、外来患者数は増加してございます。診療単価は、入院が6万6289円、外来が1万7557円で、こちらは入院、外来ともに前年度を上回ってございます。この診療単価が増えたことにより、結果として、入院、外来収益とも、前年度以上の収益を確保できているものと考えてございます。  資料の説明は以上でございますが、決算書39ページの剰余金計算書以降につきましては、大変恐縮ではございますが、説明を省略させていただきたいと存じます。  最後になりますが、病院経営に関しましては、今後とも収益を安定させ、運営の効率化や職員の確保に努めながら、確固たる経営基盤を築いてまいりたいと考えてございますので、引き続き御支援のほどよろしくお願い申し上げます。  以上で説明を終わります。 ○工藤 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で令和元年度八戸市立市民病院事業会計決算の質疑を終了いたします。  理事者の方々は退席されて結構です。  以上をもって認定第2号についての質疑は全部終了いたしました。  これをもって認定第1号令和元年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号令和元年度八戸市公営企業会計決算の認定についてに対する質疑は全部終了いたしました。  これより認定第1号を採決いたします。  本決算を認定することに賛成の方々の起立を求めます。  (賛成者起立) ○工藤 委員長 御着席願います。  起立多数であります。  よって、本決算は認定することに決しました。  次に、認定第2号を採決いたします。  本決算を認定することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○工藤 委員長 御異議なしと認めます。  よって、以上の決算は認定することに決しました。  これをもって、当決算特別委員会に付託になりました認定第1号及び認定第2号の審査は全部終了いたしました。  なお、報告内容については委員長に一任願います。  以上をもちまして決算特別委員会を閉じます。        午後2時32分 閉会...